このようなことで悩んでいる人へ向けた記事となっています。
面倒な仕事ばかり押し付けられると、憂鬱になりますよね。
そこで今回は、嫌な仕事を押し付けられる場合の断り方や、そもそも仕事を押し付けられないようにする方法を、合計8つまとめました。
最後まで読めば、嫌味なく仕事を断る方法がわかり、無駄なことでストレスを溜めないようになるでしょう。
嫌な仕事を押し付けられる4つの理由
嫌な仕事を押し付けられる時の対処法を知る前に、仕事を押し付けられる理由を考えてみましょう。
「なぜ」を考えてから対処法を知ったほうが、より理解が深まるためです。
仕事を押し付けられる理由
- まじめで、仕事ができるから(スピードが速い)
- 責任感が強く、断れないから
- ポジティブに物事を捉えるから
- おとなしそうで、コミュニケーションが苦手だから
1つずつ解説します。
1.まじめで、仕事ができるから(スピードが速い)
まじめで、仕事ができる人は、嫌な仕事を押し付けられやすいです。
なぜなら、真面目な人は仕事を断らないことが多く、嫌な仕事でも押し付けやすいから。
仕事の処理速度が早ければ早いほど、面倒な仕事もまとめてやってくれるので、押し付けられがちです。
2.責任感が強く、断れないから
嫌な仕事を押し付けられる理由の2つ目は、責任感が強く、断れないからです。
責任感が強い人は、与えられた仕事をすべてこなそうとしますよね。
なぜなら、仕事は断ってはいけないものであり、頼まれた仕事は「自分が」処理すべきものだと思い込んでいるから。
責任感が強いことはすばらしいのですが、いいように悪用しようとするのが、嫌な仕事を押し付けてくる連中です。
断れないことをわかっていて、「任せる」という名目で否や仕事を押し付けてくるので、注意しましょう。
3.ポジティブに物事を捉えるから
何事もポジティブに考えられる人は、嫌な仕事でも押し付けられがちです。
なぜなら、押し付けられていると気づいても断らないから。
それどころか、「これは成長の機会だ!」と捉えて喜ぶ人もいるので、面倒な仕事を押し付けられる格好の的になるのです。
ポジティブだと、
- 仕事を押し付けられた=仕事を任された
- 残業する羽目になっている=自分はがんばっていて、えらい
- 仕事で理不尽に怒られた=自分には見込みがあるからだ
というように考えます。
非常に素晴らしい才能ですが、悪用されないようにしましょう。
4.おとなしそうで、コミュニケーションが苦手だから
おとなしそうで、コミュニケーションが苦手な人は、嫌な仕事を押し付けられやすいです。
なぜなら、面倒な仕事でも断らないし、一方的に話せばやってくれると思われているから。
言い換えれば、舐められているというわけですね。
想像してみてください。
活発で常に笑顔な人と、おとなしくて声を聞いたこともないような人。
前者は話しかけやすいですが、後者は仕事を押し付けやすいでしょう。
明らかに損をしていますし、いつかはキャパオーバーしますよ。
そうなる前に、嫌な仕事を断って「あなたの仕事」に集中することをおすすめします。
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嫌な仕事を押し付けてくる人の特徴3選【敵を知る】
嫌な仕事を押し付けられる理由がわかったところで、あなたに仕事を押し付けてくる人の特徴を知りましょう。
敵を知れば、対処法がわかります。
嫌な仕事を押し付ける人の特徴
- 自己中心的な考え方
- 責任感がない
- 他人に価値観を押し付ける
1つずつ解説します。
1.自己中心的な考え方
嫌な仕事を押し付けてくる人の特徴1つ目は、自己中心的な考え方をしていることです。
自分がすべての中心で、楽をすることしか考えていません。
そのため、嫌な仕事や面倒な仕事を平気で他人に押し付けます。
典型的なテイカーですので、関わらないことが最善の対処法です。
2.責任感がない
嫌な仕事を押し付けてくる人の特徴2つ目は、責任感がないことです。
たとえ、自分が上司から任された仕事であっても、「自分事」として捉えません。
重要な仕事でも他人事と考えるので、表演上はお調子者で、いざとなったら保身に走って逃げだします。
責任感がない人は、「自責思考」ではなく「他責思考」です。
なにかミスをしたときに、自分のせいではないと主張したら「他責思考」なので、観察することをおすすめします。
3.他人に価値観を押し付ける
嫌な仕事を押し付けてくる人の特徴3つ目は、他人に価値観を押し付けることです。
自分の考え方が正しいと思い込んでいる、頭が悪い人ともいえます。
他人の意見を否定して代替案をださなかったり、一方的に決めつけている人は、典型的な「価値観押し付け人間」です。
嫌な仕事を押し付けられるときの断り方5選【面倒なストレス撃退】
ここでは、嫌な仕事を押し付けられるときの断り方を5つご紹介します。
仕事を押し付けられたときの断り方
- 論理的に、はっきりと断る
- 引き受けた素振りを見せて断る
- 話しかける隙を与えない
- 今回は引き受けて恩を作る
- 他人に押し付ける
1つずつ見ていきましょう。
1.論理的に、はっきりと断る
嫌な仕事を押し付けられるときの断り方として重要なのが、「論理的に、はっきりと断る」ことです。
なぜなら、理由をつけて断れば、面倒な押し付けることができないから。
仕事を押し付ける人には、大義名分なんてありません。
大抵の場合は、立場を利用して理不尽に押し付けるパターンですよね。
それならば、論理性をもってはっきりと断れば、嫌な仕事をしなくて済みます。
2.引き受けた素振りを見せて断る
嫌な仕事を押し付けられるときの断り方2つ目は、引き受けた素振りを見せて断る方法です。
難しいかもしれませんが、引き受ける意思はあるけど、問題があって難しんですぅ~というイメージをしてください。
実際はこんな感じ。
- 敵「これ、やっといてくれる?」
- あなた「はい!わかりました!」
- あなた「でも、上司の上司に頼まれていた仕事があって、急ぎなんです。」
- あなた「それが終わってからでもいいですか?」
- 敵「いいよ」
- あなた「わかりました!では、3ヶ月以内に終わらせますね!」
- 敵「3ヶ月?!なんでそんなにかかるの?」
- あなた「実は、Aという仕事の後にBがあって、そのあとにCもあるんです…」
- あなた「すべて上司の上司と、上司の上司の上司からの仕事なので断れないんです…」
- あなた「遅くなるかもしれませんが、やりますね…」
- 敵「そんなに待ってられるか!」
- あなた「ふっ、勝ったな」
大げさに書きましたが、こんな感じで、遠回しに面倒な仕事を断る方法です。
筆者はよく使っていましたが、仕事量が減って便利ですよ。
3.話しかける隙を与えない
嫌な仕事を押し付けられる人は、隙が多いのかもしれません。
話しかけるタイミングが多いと、その分仕事を押し付けられる機会も増えます。
常にデスクにいて、あまり休憩をとらない場合、話しかけやすいですよね。
こっちに近づいてくる様子が見えたら席を立ち、そもそも話しかけられないことを意識しましょう。
4.今回は引き受けて恩を作る
嫌な仕事を押し付けられるときの断り方4つ目は、1回目は甘んじて引き受けて、今後押し付けられる仕事を拒否する方法です。
「かなり忙しくてトイレにも行けないし、家にも1ヶ月帰ってないけど、今回だけは引き受けるよ」
などといって面倒な仕事を引き受ければ、相手に引け目を感じさせることができます。
そうすれば、次回以降頼まれても断る口実になりますよ。
面倒な仕事ばかりで辛い方は、【実体験】仕事で雑用ばかりさせられて辛い時の対処法3選を参考にしてください。
無理だけはしないで…
5.他人に押し付ける
嫌な仕事を押し付けられたら、押し付け返すこともできます。
ポイントは、普段からあなたに押し付けてくる人に回すことです。
間違っても、押し付けられている側の人には押し付けないようにしましょう。
同類になります…
事前に嫌な仕事を押し付けられないようにする3つの対処法
前章では、嫌な仕事を押し付けられた時の対処法を5つご紹介しましたが、そもそも嫌な仕事を押し付けられないほうがよいですよね。
そこで本章では、仕事を押し付けられないようにするための、事前にできる対処法を3つご紹介します。
仕事を押し付けられないようにする対処法
- 上司の上司に相談する
- パワハラ相談室に連絡する
- 部署異動する
1つずつ解説します。
1.上司の上司に相談する
上司の上司に相談しておけば、嫌な仕事を押し付けられる回数そのものを減らせます。
なぜなら、他人に仕事を押し付ける人は、上の圧力に弱いケースがほとんどだから。
上司や先輩に押し付けられるなら、その上の存在に相談してくぎを指せばいいのです。
ただし、上司の上司も腐っていたら意味がないので、注意してください。
2.パワハラ相談室に連絡する
パワハラ相談窓口は、無料でパワハラ被害の相談を社労士の方にできる、厚生労働省が提供しているサービスです。
メールでも受け付けていますし、匿名OKなので安心して相談できます。
被害にあった場合は、「いつ、どこで、だれに、どんなことを、どんな状況で、どんな風に」言われたのかメモしておきましょう。
それらの情報を伝えることで、社労士の方がパワハラの可能性があるかを判断し、あなたが次にどうすべきなのか教えてくれます。
本当に辛くなる前に利用してくださいね。
3.部署異動する
嫌な仕事とを押し付けられないように、事前にできる対処法の3つ目は、部署異動することです。
部署を変えてしまえば、押し付けの風土がないホワイトな環境に移れる可能性があります。
上司や、上司の上司に相談し、押し付けがなさそうな部署に異動させてもらいましょう。
何もしてくれない場合は、その企業自体が終わっているので、とっとと辞めることをおすすめします。
あなたの人生を、クソ上司とクソ企業に費やす必要なんて全くありませんからね。
筆者はパワハラされて辛かった時に、仕事をずる休みして心を回復していました。
詳細は、仕事をずる休みしたら心が軽くなった話【ずる休みの理由と伝え方】でまとめています。
会社を休みたい方は参考にしてください。
やっぱり嫌な仕事を押し付けられる…辞めた方が良い会社の特徴3つ
この章では、嫌な仕事を断っても、事前に仕事を振られないようにしてもダメな場合、やめた方が良いという話をします。
将来性がないダメ会社の特徴は、以下の3つです。
辞めたほうがいい会社の特徴
- 管理職がパワハラ気質
- 押し付けるのが慣習
- 社員の出入りが激しい
1.管理職がパワハラ気質
管理職がパワハラ気質の会社は、辞めた方が良いです。
なぜなら、嫌な仕事を押し付けることが当たり前で、根性論がまかり通っているから。
働き方改革や、副業が推進されている現代とはかけ離れており、時代に逆行しています。
将来性がないので、早めに辞めることを検討しましょう。
2.押し付けるのが慣習
嫌な仕事や面倒な仕事に限らず、なんでも他人に押し付けるのが慣習になっている会社は辞めた方が良いです。
なぜなら、社員のことを微塵も考えていないから。
会社のためなら社員がつぶれてもいいという「昭和」体質なので、駒扱いされておわります。
出世の道もたたれているはずなので、キャリアチェンジしたほうがよいでしょう。
あなたが活きる職場はいくらでもありますよ。
将来に不安があったり、もっとやりがいがある仕事がしたい方は、次の仕事決まってないけど辞めるべき人の特徴【デメリットも解説】をご覧ください。
あなたがどうすべきかわかります。
3.社員の出入りが激しい
社員の出入りが激しい企業は、ブラック企業の証拠です。
なぜなら、外部から来た人がすぐに辞めるのは、無理だと確信しているから。
いなくなった人員補充が多いのも、駒が減ると困るからです。
嫌な仕事を押し付けられるなんて序の口なので、すぐに逃げてください。
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まとめ:嫌な仕事を押し付けられて辛いなら逃げていい
嫌な仕事を押し付けられる場合の断り方や、押し付けられる理由を紹介しました。
筆者自身、仕事を押し付けられてストレスがたまり、精神障害になったからこそ言えることがあります。
仕事がつらかったら、辞めましょう。
逃げていいんです。
寝る前に強烈な不安感に襲われて不眠症になり、出勤前に立ちあがれなくなった僕がいいたいことは、これだけです。
心の限界は、突然やってきます。
最後に、本記事の内容をまとめますね。
嫌な仕事を押し付けられる理由は以下の4つ。
仕事を押し付けられる理由
- まじめで、仕事ができるから(スピードが速い)
- 責任感が強く、断れないから
- ポジティブに物事を捉えるから
- おとなしそうで、コミュニケーションが苦手だから
あなたに仕事を押し付けてくる人の特徴は以下の3つでした。
嫌な仕事を押し付ける人の特徴
- 自己中心的な考え方
- 責任感がない
- 他人に価値観を押し付ける
嫌な仕事を押し付けられるときの断り方は5つ。
仕事を押し付けられたときの断り方
- 論理的に、はっきりと断る
- 引き受けた素振りを見せて断る
- 話しかける隙を与えない
- 今回は引き受けて恩を作る
- 他人に押し付ける
仕事を押し付けられないようにするための、事前にできる対処法を3つご紹介します。
仕事を押し付けられないようにする対処法
- 上司の上司に相談する
- パワハラ相談室に連絡する
- 部署異動する
将来性がないダメ会社の特徴は、以下の3つです。
辞めたほうがいい会社の特徴
- 管理職がパワハラ気質
- 押し付けるのが慣習
- 社員の出入りが激しい
終身雇用は崩壊しているので、1つの企業に固執する意味はありません。
繰り返しますが、嫌な仕事を押し付けられて辛いなら逃げましょう。
1つの企業で無理をする必要はないです。
それでは!