仕事で怒鳴られるのはパワハラ?怒鳴る上司への対処法9選

仕事で怒鳴られるのはパワハラ?怒鳴る上司への対処法9選

仕事で怒鳴られるのはパワハラ?怒鳴る上司への対処法9選

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などで検索しているあなたは、おそらく仕事で怒鳴られて、とても辛い思いをしているのだとお察しします。

怒鳴ってきた人の顔を見たり、名前を聞いたりしただけで冷や汗がでてきますよね。

ゆん
僕も上司に怒鳴り散らされパニックになり、不安障害になったので、辛さは痛いほどわかります。

 

「おめぇに拒否権はねぇんだよ」「てめぇ新人だろ?口答えすんじゃねぇ」などと言われました。

そこで今回は、筆者の実体験を交えて、上司に怒鳴られたときの対処法やパワハラで潰せるのかをご紹介します。

最後まで読めば、上司に怒鳴られることはパワハラなのかはっきりするでしょう。

仕事で怒鳴られることはパワハラ?

結論から言うと、「仕事で怒鳴られることはパワハラである」とは断言できません。

理由は、以下の厚生労働省のサイトから引用した文章を読めばわかります。

職場のパワーハラスメントとは、職場において行われる①優越的な関係を背景とした言動であって、②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、③労働者の就業環境が害されるものであり、①から③までの3つの要素を全て満たすものをいいます。
なお、客観的にみて、業務上必要かつ相当な範囲で行われる適正な業務指示や指導については、職場におけるパワーハラスメントには該当しません。

出典:厚生労働省(あかるい職場応援団)

上記によると、パワーハラスメントとは、

  1. 優越的な関係を背景とした言動であること
  2. 業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの
  3. 労働者の就業環境が害されるもの

であり、上記3つすべてを満たすことが条件となっています。

「客観的にみて、業務上必要かつ相当な範囲で行われる適正な業務指示や指導については、職場におけるパワーハラスメントには該当しません。」ともあるので、客観的に見て業務上必要な指導ならパワハラではないといえます。

ポイントは、「客観的に見て」という点ですね。

つまり、上司が必要な指導として怒鳴っていても、客観的に見て必要なければパワハラに該当する可能性があります。
ゆん
怒鳴る上司をパワハラで訴えるなら、証人や証拠といった客観的な事実が必要ですね。

 

というわけで、結論を改めます。

仕事で怒鳴られることすべてがパワハラとはいえないが、3つの条件を満たしつつ、客観的に見て不要な指導であることが示せれば、パワハラになる場合があります。

仕事で上司に怒鳴られて辛い方は、無理せず休んでくださいね。

仕事休みたいは甘えではなく心の叫び【精神的な理由なら危険信号】でまとめていますが、筆者は無理した結果、不安障害という精神疾患になりました。

仕事で怒鳴られた!パワハラで退職させることはできる?

結論から言うと、仕事で怒鳴られたことを理由に、パワハラで解雇まで追い詰めることは難しいです。

理由は解説した通り、

  1. 優越的な関係を背景とした言動であること
  2. 業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの
  3. 労働者の就業環境が害されるもの

の3つすべてに当てはまることに加えて、客観的な証拠が必要になるから。

できないことはないですが、かなり手間がかかります。

パワハラ上司を退職させてやりたい気持ちはよくわかりますが、手間と労力、費用がかかるのでそこまでやれる人は少ないでしょう。

ゆん
パワハラ上司なんて忘れて、自分の好きなことをしたほうが有意義ですもんね。

 

ちなみに、人事院の指針によると、暴行では「停職・減給」、暴言では「減給・戒告」を処分対象としています。

怒鳴る行為は暴言に含まれるので、「減給・戒告」処分が一般的なようです。

つまり、怒鳴る上司をパワハラで退職させるなら、もっとヤバい証拠が必要となります。

仕事で怒鳴られるのはパワハラ?怒鳴る上司への対処法9選【パターン別で解説】

ここでは、仕事で怒鳴られているときと、怒鳴られた後で辛い場合の対処法を9つ紹介します。

2パターンに分けて解説しますね。

怒鳴られているときの対処法3つ

まずは、上司に怒鳴られているときの対処法を3つご紹介します。

筆者が実践して効果があった方法ですが、攻撃的なものなのでやりすぎには注意です。

1.目の前でスマホ(レコーダー)を起動する

これをやった時、上司の顔は凍り付きました。

おそらく、まずいことをしているという自覚があったのでしょう。

中には怒鳴っているのではなく、教育の一環(叱る)と思っている人もいるようですが、どのみちすぐに黙ります。

2.目の前で「完全にパワハラなので、上司に報告しますね」と言ってあげる

録音もよいのですが、こちらの方が奴には効果ありでした。

この方法をやるには、怒鳴ってくる人(上司)と、その上司(上司の上司)の関係性を把握しておく必要があります。

上司が上の人間にはペコペコし、下の人間には強いタイプなら、かなり効果ありです。

自分の評価が第一なので、これまでの発言を取り消すようなことをいってくるはず。

その場は流しておき、あとで上司の上司に報告しましょう。

3.すべてに対して無反応

これは心に余裕があり、上司をつぶしてやるという気概のある人だけに試してほしいです。

心が疲れすぎている場合は、避けてくださいね。

下のものに対してめっぽう強い人の特徴は、自尊心と自己肯定感が低いことが挙げられます。

プライドだけは一丁前だけど自信がなく、周りからどう見られているかを常に気にする人間ということです。

そういう人間は、相手にされないことで傷つく傾向にあるので、それを利用しましょう。

何を言っても動じない人間は強く見えます。

怒鳴られて恐怖心を植え付けられたときの対処法6つ

次に、怒鳴られて心に傷を負ってしまい、後になってから不安や辛さが持続している場合の対処法です。

前提として、何度も怒鳴られているシーンを思い出すことは、絶対にしないでください。

それこそ、ストレスが蓄積し、心が疲れる原因です。

あなたは大丈夫です。

まずはゆっくりと深呼吸をして、落ち着きましょう。

ゆん
怒られたシーンを何度も思い返すことは、絶対にしないでください。思い出して自分から悪化させることは避けよう。

1.筋トレをする

筋トレをすると、抑うつホルモン(ドーパミン、テストステロン、成長ホルモン、セロトニンなど)が分泌されます。

コツは、筋肉への負荷が重めの筋トレをすること。

腹筋十回などでは意味がないので注意してください。

息切れするレベルで筋トレをこなした次の日には、驚くほど精神が安定しているはずです。

2.自分で自分をハグする(セルフハグ)

自己肯定感を高めることは、精神の安定化につながります。

自分の左手で右肩を、右手で左肩をつかみながら「今日もよく頑張ったなぁ」「自分はえらいぞ」「どんどん良くなっている」と、自分をほめてください。

これだけで3大神経伝達物質(オキシトシン・エンドルフィン・オキシトシン)が分泌され、心が落ち着くはずです。

3. YouTubeで笑える動画を見る

赤ちゃんやペットのおもしろ動画をおすすめします。

理由は、悪意がまったくないから。

心が浄化され、嫌なことを忘れることができます。

4.友人や家族、パワハラ相談窓口に相談する

僕は親友と恋人に話をきいてもらったので、心がだいぶ軽くなりました。

悩みを誰かに打ち明けるだけで不安は和らぎます。

もし、だれにも打ち明けることができないならば、パワハラ相談窓口の利用をおすすめします。

社労士の方が、真剣に悩みを聞いてくれて、今後の対応も教えてくれました。

ゆん

パワハラの相談室は、厚労省も設置しているよ。国がパワハラを重く見ている証拠だね。

5.さらに上の上司に報告する

上司の上司に報告して対処してもらいました。

パワハラは会社としても(まともな法人ならば)無視できない案件なので、人事やパワハラ相談室が調査します。

上司には指導が入り、落ち着かせることに成功しました。

6. ヒーリングミュージックを聴く

音楽には、心を落ち着かせる効能があります。

クラシックでも、オルゴールでも良いので、なんとなく落ち着く音色を集中して聴いてみてください。

副交感神経が優位になるので心が落ち着きますよ。

仕事で怒鳴られたらパワハラ!上司が怒鳴る3つの理由

ここでは、上司が怒鳴る理由を3つ解説します。

なぜ怒鳴るのか知れば、上司が小者に見えて恐怖心が和らぐでしょう。

  1. 自分を強く見せるため
  2. 部下を支配したいため
  3. 感情コントロールができないため

1.自分を強く見せるため

自分を強く見せるために部下を怒鳴る上司はまれにいます。

部下に舐められないようにくだらないことで怒鳴り、強く見せようとしているのです。

実際には能力も度胸もないので、いわゆる「弱い犬ほどよく吠える」というやつですね。

仕事で怒鳴る上司というのは、自分の威厳を保とうとしているのです。

2.部下を支配したいため

部下を自分の支配下に置き、コントロールしたいと思っている上司も、部下を怒鳴ります。

なぜなら、他人を支配するなら恐怖心を抱かせることが手っ取り早いから。

部下が上司に逆らうことは、立場上めったにないですよね。

それでも怒鳴る上司というのは小心者なので、自分の支配を確実にするために怒鳴ります。

3.感情コントロールができないため

感情のコントロールができない上司も怒鳴ります。

単純に、怒りを理性でコントロールできないからぶちぎれているわけですね。

人前で騒ぐのは、

  • 赤ちゃん
  • 障がい者
  • 頭がおかしい人

のいずれかですが、怒鳴る上司ははたしてどこにカテゴライズされるのでしょう。

ちなみに海外では、人前でキレる人は「感情がコントロールできない子供」とみられるようです。

理性が育つ機会に恵まれなかった「こども」として、憐みの目で見られます。

仕事で怒鳴られて辛い…パワハラ上司から逃げる方法3選

ここでは、仕事で怒鳴ってくるパワハラ上司から逃げる方法を3つご紹介します。

怒鳴られたときや怒鳴られた後のメンタルケアも大事ですが、そもそも怒鳴られないようにすることの方が重要ですよね。

パワハラ上司に構ってあげる必要なんてないので、とっとと逃げてしまいましょう。

  1. 異動する
  2. 休職する
  3. 転職する

1.異動する

仕事で怒鳴ってくるパワハラ上司から逃げる方法の1つ目は、上司の上司に相談して異動することです。

部署を異動すれば、怒鳴る上司から物理的に距離をとれます。

建物や階層が違ければ、完璧に逃げられるでしょう。

問題なのは、異動できても同じフロアにいる場合です。

トイレやエレベーターで遭遇したら最悪なので、気が完全に休まらないと思います。

2.休職する

仕事で怒鳴ってくるパワハラ上司から逃げる方法の2つ目は、休職することです。

休職することのメリットは、

  1. 仕事から距離をとれてゆっくり休める
  2. 人事が動きやすくなり、すぐに異動できる可能性が出る
  3. 上司の上司がパワハラを認知して、上司が怒鳴りにくくなる

の3つです。

パワハラ上司をけん制できますが、人前で怒鳴るようなアホは逆恨みする可能性があります。

怒鳴ることが減っても、業務で嫌がらせされたり不審なことが増えたりしたら、すぐに上司の上司やパワハラ相談室に話しましょう。

3.転職する

仕事で怒鳴ってくるパワハラ上司から逃げる方法の3つ目は、転職することです。

上記で「異動する」「休職する」という対処法をご紹介しましたが、転職が最も効果的で早い方法になります。

なぜなら、周りを巻き込まず、自分だけが行動すればいいから。

異動する場合は上司の上司に相談し、人事が動いて2~3ヶ月はかかります。

休職に関しては問題を先延ばししているだけであり、確実にパワハラ上司から解放される保証もありません。

転職ならば職場そのものが変わるのでパワハラ上司から確実に逃げられますし、早ければ2週間で転職先が見つかります。

怒鳴られることがストレスで毎日仕事が辛い方や恐怖心を植え付けられた方は、転職が最もおすすめです。

仕事で怒鳴られるのはパワハラ?怒鳴る上司への対処法:まとめ

上司に怒鳴られると委縮するのは、あなただけではありません。

決して「自分が悪いから仕方ない。耐えよう…」なんて思わないでくださいね。

辛いなら逃げていいんです。

不安に付きまとわれる状態が続くと、職場に行くことが怖くなり、うつ病になるかもしれません。

そうならないために、決して無理をしないでください。

心の限界は、突然やってきます。

もう無理だと思う前に、逃げていいんです。

ゆん
「まだ大丈夫」は「もう無理…」の言いかえです。

 

考えられるうちに、異動や転職をして、環境を変えてくださいね。

環境を変えて転職



 

今回は以上です。

 

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