このような悩みを解決します。
誰しも働きやすいホワイト企業で働きたいですよね。
しかし、ホワイト企業の見分け方がわからない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、僕が実際にホワイト企業に転職した経験をもとに、ホワイト企業の見分け方をまとめました。
最後まで読めば、ホワイト企業の正しい見分け方がわかり、安心して転職活動できるようになるでしょう。
面接が不安な人は転職活動は落ちて当たり前じゃない!面接に落ちる原因と転職成功の秘訣を解説で詳しく解説しています。
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【人による】ホワイト企業とはどんな会社か定義しよう
実際に転職して分かったホワイト企業の見分け方に行く前に、「ホワイト企業」の定義をします。
人によって「ホワイト」の意味合いが違うためです。
一般的にホワイト企業とは、以下のような要素がある会社のことをいいます。
- 残業時間が短い
- 平均勤続年数が長く、離職率が低い
- 福利厚生がしっかりしている
- 産休・育休制度がある
確かにその通りなのですが、人によってどんな制度が「ホワイト」なのかは違いますよね。
例えば、こどもがいなければ産休・育休制度は不要でしょう。
給料が安くても残業時間が短ければいいと考える人もいれば、給料が高ければいくらでも残業したいと思う人もいます。
まずはこのように、人によって「ホワイト企業」の定義が違うということを前提に、ホワイト企業の特徴と見分け方をご確認ください。
【特徴】実際に転職して分かったホワイト企業の正しい見分け方12選
ここでは、僕が実際に転職してわかったホワイト企業の正しい見分け方と特徴を解説します。
求人票からわかるホワイト企業と、面接に行ってわかるホワイト企業の見分け方で、2パターン用意しました。
ホワイト企業に入って素敵な人生を歩むために、しっかり確認していってください!
求人票からわかるホワイト企業の見分け方8選
まずは、求人票からわかるホワイト企業の見分け方です。
以下の8つあります。
- 健康経営優良法人に認定されている
- 離職率が低い
- 平均勤続年数が長い
- 福利厚生が充実している
- 「完全」週休2日制である
- 平均年収が詳細に公開されている
- 残業情報が詳細に公開されている
- 育休・産休制度の取得率が公開されている
1.健康経営優良法人に認定されている
求人票からわかるホワイト企業の見分け方の1つ目は、健康経営優良法人に認定されていることです。
健康経営優良法人認定制度とは、地域の健康課題に即した取組や日本健康会議が進める健康増進の取組をもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度です。
健康経営に取り組む優良な法人を「見える化」することで、従業員や求職者、関係企業や金融機関などから「従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる法人」として社会的に評価を受けることができる環境を整備することを目標としています。
出典:経済産業省
健康経営優良法人に認定されているということは、従業員のことをしっかりと考えて事業に取り組んでいることの証拠になります。
大企業だけでなく、中小企業にも健康経営優良法人制度はあるので、求人票を見るときはチェックしましょう。
2.離職率が低い
実は、幸せな従業員は不幸せな従業員よりも創造性が3倍高く、生産性が30%高い、欠勤が低い、離職率が低いことが分かっています。
産業医の目標はまさに働くことで人が仕事で不幸にならないようにすること。
難しい課題ですが日々取り組ませていただいています。
— たくみ@コネなし!客なし!カネなし!から始める産業医生活 (@sangyouicat) September 5, 2021
求人票からわかるホワイト企業の見分け方の2つ目は、離職率が低いことです。
離職率が低い=辞めた社員が少ないということなので、ホワイト企業で働きやすい環境といえます。
離職率は求人票に載っていないこともあるのですが、載っていないときは高確率でブラック企業です。
求人票より詳しく知りたい時は、四季報を購入(有料)するか、転職エージェントに登録(無料)すればわかります。
3.平均勤続年数が長い
求人票からわかるホワイト企業の見分け方の3つ目は、平均勤続年数が長いことです。
平均勤続年数が長い=退職する人が少ないということになります。
つまり、ホワイト企業だから長く勤めている人が多いということなので、長ければ長いほどホワイト企業といえるでしょう。
平均勤続年数についても求人票より詳しく知りたい時は、四季報を購入(有料)するか、転職エージェントに登録(無料)すればわかります。
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4.福利厚生が充実している
求人票からわかるホワイト企業の見分け方の4つ目は、福利厚生が充実していることです。
福利厚生には、「法定福利厚生」という企業に課せられた義務と、「法定外福利厚生」という企業が独自に行っている補助があります。
「法定外福利厚生」が充実しているほど、ホワイト企業といえるでしょう。
法定福利厚生 | 法定外福利厚生 |
健康保険料 | 住宅 |
厚生年金保険料 | 慶弔・災害 |
労災保険料 | 健康・医療 |
雇用保険料 | 育児・介護 |
介護保険料 | 休暇 |
子ども・子育て拠出金 | 自己啓発 |
5.「完全」週休2日制である
【週休2日制と完全週休2日制の違い】
「週休2日制」と書いてあれば、土日とはいかなくても毎週2日休めると考えがちですが、週に必ず2日休めるのは、「完全週休2日制」と表記されている場合だけです。
➡︎オススメ転職サイトはプロフィール参照— ナースの年収比較サイト/病院/クリニック/診療所/介護/派遣/バイト/正社員 (@kakumeishigoto) September 11, 2021
求人票からわかるホワイト企業の見分け方の5つ目は、「完全」週休2日制かどうかです。
週休2日だと1週間で休みが2日間あるかもしれないという意味ですが、完全週休2日だと毎週2日は休みがあるという意味になります。
全く違うので注意してください。
6.平均年収が詳細に公開されている
求人票からわかるホワイト企業の見分け方の6つ目は、平均年収が詳細に公開されていることです。
どんな部署のどんな働き方をしている人がどのくらいの年収なのか、詳細を公開している企業は高確率でホワイト企業といえます。
平均年収の高さだけではホワイトかどうかは判断できないので注意しましょう。
7.残業情報が詳細に公開されている
求人票からわかるホワイト企業の見分け方の7つ目は、残業の情報が詳細に公開されていることです。
平均残業時間が部署ごとでまとめられていたり、どんなことが残業に該当するのか明確に記載されていたりする企業はホワイト企業といえるでしょう。
「残業は少なめ!」のように、あいまいな表現をしている企業は怪しいので避けるべきです。
月100時間残業が当たり前かもしれませんよ。
8.育休・産休制度の取得率が公開されている
求人票からわかるホワイト企業の見分け方の8つ目は、育休・産休制度の取得率が公開されていることです。
ポイントは、育休・産休制度があることではなく、「取得率が公開されている」こと。
制度はあっても建前で、使わせてくれない企業もあります。
チェックするのは、あくまでも育休・産休の取得率=実態です。
面接に行ってわかるホワイト企業の見分け方4選
次に、面接に行ってわかるホワイト企業の見分け方を4つご紹介します。
実際に職場を見てわかることも多いです。
4つあります。
- 社員が生き生きとしている
- 社員がしっかり挨拶する
- 有休を数日間取得している社員が何人かいる
- 職場に笑いがある
1.社員が生き生きとしている
就活や転職してる時に「社員が本気で仕事を楽しんでるな」って思える会社に出会えたなら、その会社は大事にした方がいい。
その時は発展途上でも、社員が生き生き働く会社は必ず伸びる。 https://t.co/09dfQ4dM3v— 川畑翔太郎|UZUZ(ウズウズ)専務|20代若手(第二新卒/既卒/フリーター)のキャリア支援10年目 (@kawabata_career) February 25, 2021
面接に行ってわかるホワイト企業の見分け方1つ目は、社員が生き生きとしていることです。
面接では会社に行きますよね。
面接会場に案内されるまでに、どこかしらの部署を見る機会があるでしょう。
緊張してカチカチにならないためにも、実際に働いている社員の顔をチェックしてください。
社員の顔が死んでいて、辛そうならブラック企業の可能性が高いです。
2.社員がしっかり挨拶する
面接に行ってわかるホワイト企業の見分け方2つ目は、社員がしっかり挨拶していることです。
「お疲れ様です」「おはようございます」「こんにちは」といった、通り過ぎるときの挨拶ができているか確認しましょう。
社員の表情に余裕がなく、忙しそうにしている人しかいなかったら危険かもしれません。
相手の目を見て挨拶するのが基本の会社はホワイト企業といえます。
3.有休を数日間取得している社員が何人かいる
面接に行ってわかるホワイト企業の見分け方3つ目は、有休を取得して数日間休んでいる社員が何人かいることです。
病欠ではなく、旅行やバカンスで有休を取得しているならホワイト企業と断言できます。
健康経営を推進している企業なので、将来性もあるといえるでしょう。
見分け方は、面接官に直接聞くしかないですが、聞きづらかったら転職エージェントに相談しましょう。
転職エージェントは企業ごとの情報を事細かくもっているので、有給取得率と理由くらいはすぐに教えてくれるはずです。
4.職場に笑いがある
面接に行ってわかるホワイト企業の見分け方4つ目は、職場に笑いがあることです。
誰かが冗談を言って、笑いながら作業しているなら余裕がある=ホワイト企業といえます。
ただし、人をいびって笑っている企業は避けましょう。
職場内いじめがあるかもしれません。
ずっと雑談している人がいるなら、それはそれでホワイト企業ですね。
【不安な人へ】もっと確実にホワイト企業かチェックする方法
次に、求人情報をみて面接に行っても本当にホワイト企業なのか不安な人に向けた内容です。
もっと確実にホワイト企業かチェックする方法は以下の2つ。
- 社員に直接話を聞く
- 転職サービスを利用する
一度ブラック企業を体験すると、徹底的に回避したくなる気持ちはよくわかります。
働きすぎておかしくならないために、危険なサインを知っておくと便利ですよ。
詳しくは、【実体験】仕事のストレスが限界な時の対処法と予防策【ヤバいサイン】でまとめています。
1.社員に直接話を聞く
もっと確実にホワイト企業かチェックする方法の1つ目は、社員に直接話を聞くことです。
面接に行く前に相談するか、面接後にお願いすれば機会を設けてくれることがあります。
注意点は、面接官を相手に話を聞くことはダメということです。
嘘をつかれる場合があります。
また、面接で残業時間や有休所得率などを聞きすぎると、面接官に良い印象を与えないので落ちるかもしれません。
話を聞く相手は、できればあなたが配属を希望している社員にしてもらいましょう。
プライベートの過ごし方や、1日の具体的な流れをチェックすることで、ホワイト企業かどうか客観的に判断できます。
2.転職サービスを利用する
もっと確実にホワイト企業かチェックする方法の2つ目は、転職サービスを利用することです。
転職会議やOpenWorksといった転職サービスなら、その会社にいた人の生の意見を聞けます。
辛辣な意見が多いので、面接や求人情報からは想像できないデメリットを知ることもあるでしょう。
リスクを徹底的に排除するために、転職サービスを利用することをおすすめします。
もっと便利な転職サービスを知りたい人は、以下の記事でまとめたのでご確認ください。
【ニセ求人】ホワイト企業のふりをしたブラック企業もある
ブラック企業の特徴はホワイト企業の特徴と正反対です。
ホワイト企業の特徴と反対な要素が多かった場合、どんなに求人情報が立派でもブラック企業である可能性が高いので注意しましょう。
求人情報に書かれていることが事実とは限りません。
【ブラック企業の特徴】
・長時間、過重労働
・有給、休日が少ない
・残業代が出ない
・精神論がよく出る
・パワハラセクハラの横行これらにあてはまるのがあったらやめた方がいいです。案外転職サイトで探してみると良い企業があります。ずっとブラック企業にある意味は本当にありますか?
— ぬっきー🌐自由人&起業家 (@machokantoku) September 4, 2021
具体的なブラック企業の特徴は、以下の通りです。
- パワハラ・モラハラ・セクハラが横行している
- 怒鳴る人が多い
- 月間残業時間が100時間を毎回超える
- 残業代が出ない(みなし残業)
- 有休がとれない・とったことにされる
- 年間休日が100日ない
これらはブラック企業の特徴の一例です。
ホワイト企業とは正反対でヤバい会社ということが想像できるかと思います。
どんなに求人情報がよくても、実態はブラック企業かもしれないので自分の目で見て確かめるべきです。
まとめ:ホワイト企業に入ることが目的ではない点に注意
最後になりますが、なぜホワイト企業に転職したいのかを忘れないようにしてください。
目的は、ホワイト企業に入ることではないですよね。
あなたが生きやすい環境に身を置き、豊かな生活を送ることが本来の目的なはずです。
まともな会社に入社することを目的にすると、せっかく入社できたのに続かないかもしれません。
くれぐれも、目的を間違えないようにしてくださいね。