このような悩みを解決します。
今の仕事を辞めたいけど転職がうまくいくか不安ですよね。
ただし、計画もなしに派遣で働き続けることはおすすめしません。なぜなら、派遣は長期採用されるものではないし、正社員よりもかなり待遇が悪いから。
出典:2020年労働力調査(基本集計):「雇用形態、年齢階級別役員を除く雇用者の推移(実数)」
上記は非正規雇用者数の表ですが、派遣から正社員を目指すとなると、なかなか難しそうですね。
そこで今回は、転職を避けてとりあえず派遣になるとどうなるのかまとめました。
最後まで読めば、派遣のメリット・デメリットがわかり、安易な選択はすべきでないことがわかるでしょう。
本記事の内容は目次でご確認ください。
それでは行きましょう!
転職を避けてとりあえず派遣を選ぶ大きなリスク
早速ですが、転職ではなくとりあえず派遣を選んだらどうなるのか話しますね。
結論からいいますと、派遣から正社員に復帰しようとしても難しいうえに、あらゆる待遇が悪くなります。
ボーナスはなく、給料はもちろん下がりますし、「派遣」というだけで見下されるのが今の日本です。
派遣になると、「使い捨ての駒」扱いされるといえます。
派遣はいつ仕事が切られるかわからないので、スキルアップに余念がない。正社員よりスキルがあって仕事をこなせても待遇は低くボーナスもなく最長でも3年で切られる。年齢を重ねれば自分よりスキルのない若い子から採用されていく。使い捨て感ハンパなく辛い。#派遣社員 https://t.co/T57OreXBhv
— rinrin (@rinrin23017420) October 13, 2021
頭金1割以下で住宅ローンを組む若者が急増…これは『最近の若者が無謀で浅はか』というより、『最近の若者は非常勤や派遣などの不安定な雇用も多く、正社員ですら稼ぎが少ない』という深刻な現実の表れだと思います。世間でよく嘆かれる『若者の〇〇離れ』だって、若者からお金が離れているだけです。
— Childish Teacher (@TeacherChildish) October 11, 2021
正社員より有能でスキルがあっても、派遣というだけで3年が限度に切られます。
派遣では食べていけないと気づいたころにはもう遅いです。
なぜなら、派遣の経歴が長くなればなるほど、正社員として転職できるチャンスがなくなっていくから。
派遣から正社員になるためには、複数の条件を満たせた場合だけです。
- 派遣先からスキルが認められていること
- 派遣先の採用枠に余りがあること
- 人間性に問題がないこと
- 人間関係が良好であること
数か月単位の「つなぎ派遣」なら、キャリアに大した影響はありません。
また、子育てなどの関係で、計画的に派遣になるケースも問題ないでしょう。
しかし、何の計画もなしに「とりあえず派遣でいいか」とするのは危険です。
「とりあえず派遣」になるなら、転職で正社員を維持してすぐに辞めたほうがキャリア面で傷がつきません。
転職活動中のつなぎとして「とりあえず派遣」は有効
転職活動のつなぎとしての「とりあえず派遣」はアリです。
なぜなら、派遣のメリットである「自由に仕事を選べること」が存分に活かせるから。
転職活動は平日がメインになるので、面接などの時間をうまく作れるのは「つなぎ派遣」のメリットです。
また、転職は宿泊費や交通費が意外とかかります。
実際に、転職活動を始めるなら在職しながらすべきなのか、退職してからの方がいいのか悩む方も多いです(詳しくは仕事しながら転職活動が辛いときの対処法3選!【働きながら転職するコツ】をご覧ください)。
その点、派遣で働きながら転職活動すれば、金銭面での不安もないでしょう。
転職活動の「つなぎとしての派遣」は大いにアリといえます。
「とりあえず派遣」のメリット・デメリット
ここでは、派遣社員でいることのメリットとデメリットを解説します。
正社員がすべてにおいて派遣社員より優れているわけではありません。
自分にとってはどちらがいいのか考えてみましょう。
メリット
ここでは、派遣社員のメリットをご紹介します。
- 自由度が高い
- 仕事を自分で選べる
- 経験を積める
詳しく見ていきますね。
自由度が高い
派遣社員最大のメリットは、自由度の高さにあります。
正社員になると、勤務地や職種は会社が決めるケースがほとんどですよね。
派遣ならば自分の生活スタイルの合わせて、勤務地や職種、勤務時間などを決めることができます。
待遇は正社員より悪いですが、派遣ならプライベートを重視しやすいでしょう。
仕事を自分で選べる
派遣なら仕事は自分で選べます。
自分が持っているスキルを活かせる職種につければ、正社員よりも気楽に稼げるでしょう。
また、契約に定められていない業務内容はしなくてよい点も大きなメリットです。
例えば、電話対応が契約内容に含まれていないなら、「電話に出て」といわれても出る必要はありません。
経験を積める
派遣社員なら、様々な業界・職種を経験を積むことができます。
1つの企業にしかいないと特定の能力しか磨けませんが、派遣なら制限なくスキルを身に着けることが可能です。
同業他社なら「経験者」として、好待遇で派遣契約を結べるケースもあります。
様々な職種を経験したい方には、派遣社員はおすすめです。
デメリット
次に、派遣社員のデメリットを解説します。
- 正社員より待遇が悪い
- 派遣期間は最大でも3年
- 契約更新できるとは限らない
詳しく見ていきましょう。
正社員より待遇が悪い
派遣社員は、正社員よりも待遇が悪いです。
給料はもちろん、手当の部分でも正社員とは大きな差があります。
薬剤師などの専門スキルが求められる職種なら、給料は高い傾向です。
始めは未経験職にチャレンジし、経験者になれば待遇はよくなっていきます。
派遣期間は最大でも3年
派遣として働ける期間はどんなに長くても3年までです。
会社が派遣社員の権利を奪えないように法律で定められています。
会社と相思相愛であっても、正規雇用手続きできないなら働き続けることはできません。
派遣では好きな仕事を続けられないことは頭に入れておくべきでしょう。
契約更新できるとは限らない
派遣は3ヶ月、または6か月ごとに契約の更新があります。
派遣先があなたのスキルを認めて、引き続き働いてほしいと思わない限りは更新されません。
また、リーマンショックやコロナといった経済に大打撃を与える事象が発生した際にも、真っ先に派遣が切られます。
正社員転職できる自信がないから「とりあえず派遣」はやめましょう
正社員に転職できる自信がないのは、みんな同じです。
いつまでも逃げるわけにはいかないから、転職が辛くても勇気を振り絞って挑戦しています。
正直転職しても上手くやっていく自信ない
— 生きるのがしんどいかにちゃん (@tnys_27swd) October 8, 2021
会社を辞めた方が良いと分かってても辞めない人が多い。
理由は自分の能力に自信がない。
転職は不安。
現状維持で最低限の生活はできる。
薄給な同僚といるときの謎の安心感。
低賃金とストレスで前向きに考え行動する意欲がなくなる。転職は誰でも不安。
強い意思で行動すれば人生も変わりますよ— やまよし|会社員 (@Yamayoshiosm) October 16, 2021
自信がないから、スキルがないからという理由で「とりあえず派遣」を選ぶのは、逃げているだけではないですか?
精神的な理由、肉体的な理由、家族の問題などがあって計画的に派遣でいるなら全く問題ありません。
なぜなら、きちんと将来のことを考えたうえでの行動だから。
転職できる自信がないから「とりあえず派遣」は、自分の転職市場価値を下げるだけなので避けるべきです。
準備が必要ならゆっくりすればいい。
急がずに自分のペースでいいので、「とりあえず派遣」以外の選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。
派遣ではなく正社員採用されたい人へ
「とりあえず派遣」ではなく正社員採用を考えている方は、転職活動してみることをおすすめします。
ぶっちゃけ、誰でも最初は転職成功できる自信なんてありません。
スキルがない人は特に不安でしょうが、やってみたら転職成功して人生サイコーなんて可能性は0じゃないんですよ!
同じ会社で働いてた派遣さんが、正社員の転職に成功したので退職することに☺️
嬉しい出来事の反面、「わたしはことままでいいのかな?」って不安はあるけど、後を追って正社員になったところでたぶんまた辞めちゃうから、ブレずに派遣社員頑張る!#派遣あるある— わぁちゃん@HSPな雑記ブロガー (@waachan_26) October 11, 2021
そういえば転職に成功したので、
来週から東京勤務になります!
東京全く行かないから不安しかない…😇— なべち (@music_game0428) October 13, 2021
転職できる自信がないからとりあえず派遣を選んでいる方は、自分のスキルや価値に気づいていないだけではないでしょうか?
自分にとっては当たり前だけど、転職エージェントに話したらかなり希少なスキルだったなんてこともあります。
自分を見つめなおすという意味でも、転職活動してみることがおすすめです。
転職が不安という方は、転職できるかどうかではなく、何も行動していないから不安が大きくなっているのかもしれませんよ。
転職エージェントのご紹介
求人情報サイトでの求人公募よりも、自分自身に合った業界や業種に気付くことが多い ぜひ活用していただきたいです。