このような悩みを解決します。
- 社会人2年目が辛いのは当然!成長してる証拠
- 社会人2年目で仕事が辛いと感じる5つの理由
- 社会人2年目が仕事できなくても問題ないワケ
- 社会人2年目が辛い…仕事ができなくて辛いときの対処法6選
- 1年目で仕事ができる人と2年目で仕事ができない人の違い
社会人2年目は、1年目に毛が生えた程度です。
しかし業務量は多くなり、後輩に仕事を教えながら自分も仕事を覚える日々が続きますよね。
以下の表は、ソニー生命保険が「社会人1年目と2年目の意識調査」をした結果です。
表の黄色い部分をご覧ください。
社会人2年目を対象に「最初に就職した会社でどのくらいの間、働いていたいか」聞いたところ、「すでに辞めたい」(25.0%)が最多という結果になりました。
昨年の23.4%からやや上昇しており、2年目が辛いと思っている社会人が増えていることがわかります。
記事を読めば、2年目が仕事できなくても問題ない理由がわかり、仕事に対して前向きになれるでしょう。
社会人2年目が辛いのは当然!成長してる証拠です
結論から言うと、社会人2年目が辛いのは当然です。
なぜなら、業務量が増えるだけでなく、精神的な負担も大きくなるタイミングだから。
2年目になると、1年目にしていた業務はやらなくなります。
その代わりに、「責任のある仕事」に取り組まなければなりません。
しかも、後輩が入社してきたら引継ぎをする必要があります。
新しい仕事を覚えつつ、後輩の面倒も見なければなりません。
また、新しい仕事を覚えるために必死になりますよね。
このような理由で、精神的な負担は1年目と比較できないほど大きいのです。
なぜなら、上司は1年かけてあなたを評価しているから。
1年目の実績を見て、2年目にふさわしい仕事と後輩の面倒を任せられると判断したので、今の状況になっているわけです。
つまり、あなたはしっかり成長しており、将来も見込まれているといえます。
社会人2年目が辛いと感じるのは、上司(会社)から認められた結果です。
成長を実感できずとも、しっかり成長しているので、無理せず頑張りましょう。
ここで折れるのはもったいないですよ。
なぜなら、周りも同じ悩みにぶつかって、腐っていくタイミングだから。
ここで頑張れた人が、将来も安定的に稼げる(社会から求められる)人材になれます。
仕事を頑張れなくなっている人は、仕事を頑張る意味ない?【頑張ればお得な理由とメリット】をご覧ください。
給料だけが、仕事を頑張る理由ではないのだとわかります。
社会人2年目で仕事が辛いと感じる5つの理由
この章では、社会人2年目の仕事が辛いと感じる理由をご紹介します。
「辛いと感じている理由」を明確にすることが対処の第一歩です。
原因を決めつけないように注意しましょう。
- 新人扱いが終わるから
- 仕事量が増えるから
- 部下ができるから
- 同期と差が出始めるから
- 将来が見え始めるから
1.新人扱いが終わるから
社会人2年目は新人扱いが終わります。
そのため、これまでは許されていた失敗や質問が許されなくなり、「辛い」と感じるのです。
1年目の3月31日までは「それは、こうするんだよ」「これは、こうだったよね?」と優しく教えてくれたのに、2年目の4月1日からは「まだそんなことも覚えていないのか」「1年目に何をしていたんだ」と言われたらショックですよね。
突然成長したわけでもないのに、先輩や上司からの扱いが劇的に変わるので、ギャップに耐えられなくて辛いと感じる人は少なくないでしょう。
2.仕事量が増えるから
社会人2年目になると、1年目とは比べ物にならないほど仕事量が増えます。
仕事量とともに責任も課されるので、辛いと感じるのです。
1年目は、上司や先輩の仕事の一部をこなしていましたよね。
おそらく、作業すればいいだけの簡単なものだったはずです。
2年目になるとそうはいきません。
仕事量の増加に加えて、責任が伴う仕事を任されるようになります。
1年目とは比べられないほどの業務量とプレッシャーをかけられるので、2年目が辛いと思うのです。
3.部下ができるから
社会人2年目は、仕事の責任とともに部下の教育も発生します。
先週までは自分がしていたことを新人に任せることに、違和感を感じない人はいないでしょう。
部下ができるということは、あなたが上司になるということでもあります。
部下にとってはあなたがすべてなので、責任重大ですね。
部下の教育と2年目からの新業務をどうすればいいのかわからなくなり、2年目が辛いと感じるのは無理ないです。
4.同期と差が出始めるから
社会人2年目は、同期と差が出始める時期でもあります。
仲が良いと思っていた人に差を見せつけられたり、下に見ていた人がかなり成長していたりしてショックを受けるのです。
ショックは焦りを生み、ミスを招きます。そして負のループにはまってしまい、仕事が辛いと感じます。
本来、業務内容やバックグラウンドが異なる他人とは比較できませんよね。
それでも、社内で近しい存在とは比較してしまうのが人間です。
後輩や1個上の先輩がバリバリできる人だと、なおのことショックは大きいでしょう。
5.将来が見え始めるから
社会人2年目になると、社会のことや会社のことが段々とわかってきます。
そうなると、
- 「自分はこの会社に居続けてもいいのか」
- 「もっと上の企業にいけるのではないか」
- 「このままではいけないのではないか」
と考えてしまうのです。
将来への焦りや現職への不満が大きければ大きいほど、自分のキャリアが不安に感じます。
仕事のやる気が出ないけど、会社を休めないという方は、疲れた…しんどいのに休めない【心が壊れる前にすべき対処法】をご覧ください。
パワハラで心をやられた筆者が、ほどほどに頑張るための方法をまとめました。
社会人2年目が辛い…仕事ができなくて辛いときの対処法6選
この章では、社会人2年目の仕事ができなくて辛いときの対処法を6つご紹介します。
仕事でミスばかりして落ち込んでいる方は、以下6つの方法を実践してみてください。
取り組みやすいことから始めれば、仕事でミスしなくなるはずです。
- 仕事ができる人の真似をする
- 無理な仕事は断る
- 上司に相談する
- ミスの原因と向き合って改善する
- 仕事の目的(ゴール)を意識する
- 転職活動する
1.仕事ができる人の真似をする
仕事ができなくて悩んでいる方は、「できる人」の真似をすることから始めましょう。
仕事ができる人は無駄がなく、効率的に処理しているからです。
先輩でも上司でも、後輩でも構いません。仕事ができる人を観察してください。
「なぜ」は一旦おいておき、行動を真似しましょう。
最初のうちは真似するといってもピンとこないと思います。
しかし、継続的に観察して真似をすることで、あらゆる行動に理由があるのだと気付けるはずです。
メモの取り方一つでも、仕事ができる人とできない人には大きな差があります。
2.無理な仕事は断る
業務量が多すぎて手が回らない人は、仕事を断りましょう。
次から次へと無差別に仕事を振られては、どんなに優秀な人でも処理できないからです。
任された仕事をすべて処理するのではなく、自分の手持ち業務を考慮したうえで引き受けるか判断してください。
すでにキャパオーバーなのに仕事を請け負うことは避けましょう。
ミスを連発したり納期に間に合わなかったりして、結果的に迷惑をかけることになります。
仕事ができる人ほど仕事を断っているのが現実です。
なんでも請け負うのではなく、自分の力量と手持ち業務を考慮して判断してくださいね。
詳細は、実は仕事ができる人はサボり魔という特徴が?本当に仕事ができる人の共通点をご覧ください。
3.上司に相談する
社会人2年目になって仕事が辛いときこそ、上司に相談しましょう。
なぜなら上司の仕事は部下の管理であり、業務をスムーズに進めることだから。
「迷惑じゃないかな?」と思うかもしれませんが、上司が最も嫌がることは、「一人で抱え込んでしまうこと」です。
早い段階で相談すれば対処法はいくらでもあるのに、追い込まれてから相談されたから打てる手がなかったという話はよくあります。
恥ずかしがる必要はありません。
あなたの将来のために必要な経験をしているだけです。
4.ミスの原因と向き合って改善する
ミスが多くて仕事ができないと悩む人は、原因を特定して改善することを意識しましょう。
ミスばかりして落ち込む人には、「反省と改善」をしていないという特徴がみられがちです。
ミスをしたら原因を考えましょう。
原因がわかったら、2度と同じミスを繰り返さないように反省・改善をしてください。
「ミスしたくない」「失敗が怖い」と思えば思うほど、ミスが出ます。
失敗は悪いことではありません。問題なのは、失敗を放置することです。
反省と改善ができる人は、どんな職場でも通用しますよ。
5.仕事の目的(ゴール)を意識する
仕事の目的(ゴール)を意識することで、仕事の全体像が把握できます。
全体像が分かれば何が重要かわかるので、仕事をバリバリこなせるようになるでしょう。
仕事ができない人は、今こなしている仕事が「誰のための、何の仕事なのか」わかっていないことが多いです。
仕事は逆算思考が重要なので、目的(ゴール)からあなたがすべきことを考えて取り組みましょう。
自分が何の仕事をしているのかわからなければ、ミスするのは必然です。
2年目の時点では、上司から仕事を振られるパターンが多いと思います。
任されたタイミングで、「誰のための、どんな仕事なのか」聞けばイメージしやすいですよ。
6.転職活動する
社会人2年目で仕事ができなくてどうしても辛いなら、転職活動するという方法があります。
転職活動することのメリットは以下の4つです。
- 今の辛い仕事から逃げられる
- 自分の市場価値がわかる
- 他の企業でも需要があることを確認できる
- 自分の可能性を模索できる
辛い職場環境から脱出できるだけでなく、キャリアアップできる可能性も秘めています。
しかし、安易に転職を選択するのはおすすめしません。
なぜなら、逃げ癖がつくかもしれないから。
しっかりとキャリアを考えたうえで、転職という選択をしてくださいね。
社会人2年目が仕事できなくても問題ないワケ【気楽になれる】
ここで朗報です。
社会人2年目は、仕事ができなくても大した問題ではありません。
理由は以下の3つです。
- 会社は2年目に期待していない
- 業務内容が向いていない可能性
- 3年目~が本番
2年目は完璧にならなければいけないわけではありません。気楽にいきましょう。
1.会社は2年目に期待していない
会社は2年目にほとんど期待していません。
なぜなら、会社にとっては1年目も2年目も新人と同じ認識だから。
2年目から業務量が増えて責任が伴うといっても、「上司の管理下において」という条件が付くのが一般的です。
2年目で大きく環境が変わるのだと脅してしまいましたが、2年目も気楽に働いて問題ありません。
仕事に対する責任感を持てればいいのですよ。
会社が期待しているのは、2年目以降に使える人材が数人できること。
大した期待はされていないので、気楽に働きましょう。
2.業務内容が向いていない可能性
社会人2年目で仕事ができない人は、業務内容が向いていない可能性があります。
同じ仕事ではないにせよ、1年目と2年目は同系統の業務をしているはずです。
それなのに仕事が1年目と同程度しかできない、任されていないようであれば、業務に適性がないと考えられます。
適性がない仕事を頑張っても、そこそこできるようにしかなれません。
偏差値40が50になる程度で、社会では使いものにならないのです。
それなら、自分が向いている仕事を頑張り、社会で活きる業務に関わったほうが楽だし貢献できますよね。
今の仕事ができなくても向いていないだけかもしれないので、悲観する必要はありませんよ。
3.3年目~が本番
社会人2年目は仕事ができなくても大した問題ではない理由の3つ目は、3年目からが本番だからです。
1年目は幅広く業務にさわり、2年目で専門知識を付けます。そして3年目で戦力としてカウントされ、上司や先輩の案件に関わるのが一般的です。
成長速度は人それぞれ違います。周りに流されず、自分のペースで業務をこなせるようになって、一人前になればいいのです。
そういう時は、思い切って休めば気持ちがリフレッシュできますよ。
筆者なんて、1年目の3か月目で「もう無理…なんて自分は使えないんだ」と思い悩んだ経験があります。
仕事なんて嫌だけどやめられないんだ!とお悩みの方は、もう働きたくない!本当に疲れた時の対処法7選【予防法も紹介】をご覧ください。
気持ちを立て直す方法を、まとめています。
1年目で仕事ができる人と2年目で仕事ができない人の違い
この章では、社会人1年目で仕事ができる人と、社会人2年目で仕事ができない人の違いを解説します。
1年目で仕事がバリバリできる人もいれば、2年目・3年目と重ねても仕事ができない人がいますよね。
一言でいうと、両者の違いは「意識の違い」です。
できる人の真似をすれば、仕事ができない状態から抜け出せるようになるでしょう。
- 仕事に対する意識が高い
- 仕事への理解力が高い(誰のため、何のための仕事か)
- 失敗を恐れず行動する
- 言い訳せずに改善する
- すべての行動が早い
上記が、仕事ができる人とできない人の違いです。
詳細は、新人が仕事できないのは当然【辛い時の対処法と優秀な人との違い】でまとめたので、仕事ができなくて苦しい方はご覧ください。
まとめ:2年目が辛いのは当たり前!大事なのは3年目
最後にまとめます。
社会人2年目の仕事が辛いと感じる理由は以下の5つでした。
- 新人扱いが終わるから
- 仕事量が増えるから
- 部下ができるから
- 同期と差が出始めるから
- 将来が見え始めるから
仕事ができなくて辛いときの対処法は以下の6つです。
取り組みやすいことから始めることをおすすめします。
- 仕事ができる人の真似をする
- 無理な仕事は断る
- 上司に相談する
- ミスの原因と向き合って改善する
- 仕事の目的(ゴール)を意識する
- 転職活動する
社会人2年目が仕事できなくても問題ない理由は、以下の3つでした。
- 会社は2年目に期待していない
- 業務内容が向いていない可能性
- 3年目~が本番
社会人2年目が辛いのは成長している証拠です。
仕事ができなくても落ち込まず、前向きに生きましょう。
どうしても辛いなら、仕事そのものがあなたに向いていない可能性が高いです。
自分に向いている職種で頑張ったほうが、精神的・報酬的によいかもしれません。
自分が将来どうなりたいのか、どうしたいのか考えたうえで転職を決断することをおすすめします。
転職エージェントは転職のプロです。
自分のキャリアを決める手段の1つとしてご活用ください。
転職するにしても、現職を続けるにしても、あなたにとって最適な選択となることを祈っています。
今回は以上です。