このような悩みを解決します。
- 退職引き止めの経験がある割合
- 退職を引き止められた後悔しないためにすべきこと
- 退職を引き止められたら残ったほうがいい人
- 退職を引き止められても残らないほうがいい人
退職を決意して辞表を出したのに、上司から引き止められたら揺らいじゃいますよね。
残ったほうがいいのか、残ったら後悔するんじゃないか…と不安になるのは当たり前です。
そこで本記事では、退職を引き止められたらどうすべきか、何をすればいいのかまとめました。
最後まで読めば、退職を引き止められて残ったほうがいい人と、退職すべき人の違いがわかり、後悔しない選択ができるでしょう。
退職を引き止められて残ったら後悔する?【揺らぐ気持ちとの向き合い方】
せっかく退職を決断したのに、上司や会社から下手に来られたら迷いますよね。
ここでは、退職を引き止められて心が揺らいだときにすべきことをお伝えします。
引き止められて後悔しないようにする方法は、揺らいでしまった心と向き合うことです。
なぜなら、後悔が生まれる理由は、冷静に心と向き合わないことだから。
一度冷静になり、引き止められたという嬉しさを押し殺してください。
冷静になれたら、以下の3つを自問してみましょう。
- 退職したいと思った理由は何か
- 何が自分にとって重要なのか
- 引き止められた会社で働いて未来は明るいか
上記3つの質問に対して、「今の企業にいたらダメ」という結論が出たら、退職すべきです。
1つでも「今の企業にいればOK」なことがあれば、引きとめに耳を貸しても良いでしょう。
引き止めを受け入れるなら、ポイントは2つです。
- 待遇改善の交渉をすること
- 本当に将来性があるのか見極めること
昇給や昇進できる可能性があるので、きちんと交渉はしましょう。
また、難しいでしょうが、その企業に将来性があるのか見極めた方が良いです。
なぜなら、転職するうえで年齢は大きな要素だから。
今回を逃したらもう転職できないかもしれないので、きちんと考えましょう。
そういう時は、転職エージェントに相談するという手もあります。
転職のプロとして企業情勢に詳しいので、アドバイスを受けられるでしょう。
料金は無料です。
転職エージェントのご紹介
求人情報サイトでの求人公募よりも、自分自身に合った業界や業種に気付くことが多い ぜひ活用していただきたいです。
退職を引き止められた経験がある人は32%!
ここでは、退職を引き止められた人はどの程度いるのか確認しましょう。
人材紹介会社集合サイト『エン転職コンサルタント』が、30歳以上のサイト利用者388名を対象に「カウンターオファー(退職引き止め交渉)」についての調査を行っていたのでご紹介します。
「カウンターオファーを受けて、次の転職先にいくのをやめたことがありますか?」という質問に対しては、「ある」という回答は24%でした。
出典:エン転職コンサルタント
10人中3人程度しか退職引き止めにあっていないので、退職を引き止められた人は限られているとわかります。
また、退職引き止めをキッカケに転職先にいくのをやめたことがある方は24%と、退職引き止めの成功率は高くないことが判明しました。
給与アップや業務改善の提案をされても断っているので、退職理由は他にあるとも考えられますね。
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会社や上司が退職を引き止める3つの理由
ここでは、会社や上司が退職を引き止める理由を解説します。
知ってしまうと、あまりいい気はしないかもしれません…
- 上司の評価に影響が出るから
- 他の人にも辞められたら困るから
- 辞められると仕事が回らないから
1つずつ見ていきましょう。
1.上司の評価に影響が出るから
上司の評価に影響が出るという理由で、退職を引き止められることはよくあります。
なぜなら、部下の退職は上司の管理不足という扱いにされるから。
部下が辞めると、管理不届きとして上司の評価に影響が出ます。
上司は自分の評価を下げたくない一心で引き止めるのです。
もちろん、有能な人材を流出させないために引き止める場合もありますが、多くのケースでは保身のためと言えます。
普段は高圧的な上司が下手に出てこびてきたら、高確率で保身のための退職引き止めでしょう。
2.他の人にも辞められたら困るから
退職を引き止める理由の2つ目は、一人が辞めたら他の人も辞めるかもしれないからです。
芋づる式で退職されたら会社的に困るから、とりあえず引きとめておこうというわけですね。
自分からはやめづらくても、1人が辞めれば多少空気は柔らかくなります。
その気に乗じて辞めようとする人が出ないようにするために、退職を引き止めるケースもあるのです。
3.辞められると仕事が回らないから
退職を引き止める理由の3つ目は、辞められると仕事が回らないからです。
重要な仕事をしている人に辞められたら、会社にとって大きな損害になりますよね。
業務に大きな支障がでるので、引き止めるというケースです。
退職を引き止められた!残ったけど後悔しない人の3パターン
ここでは、退職を引き止められて残ったけど、後悔しない人のパターンを3つご紹介します。
- 待遇改善が文書で約束された人
- 承認欲求が満たされた人
- 辞めたい理由が特になかった人
1つずつ解説します。
1.待遇改善が文書で約束された人
退職を引き止められて残ったけど後悔しないパターンの1つ目は、待遇改善が文書で約束された場合です。
なぜなら、待遇改善をエサに引き止めたはいいものの、実際には何も変わらないことがあるから。
これまでの仕事と同じ内容で給与が増えたり、ポストにつけたりしたら、残って正解だったと思えますよね。
そうすれば会社は引き止めざるをえなくなり、待遇改善を受け入れますからね。
2.承認欲求が満たされた人
退職を引き止められて残ったけど後悔しないパターンの2つ目は、承認欲求が満たされた場合です。
なぜなら、引き止められた時点で承認欲求が満たされてハッピーになれるから。
会社や腹立つ上司から「君が必要なんだ!」といわれたら嬉しいですよね。
その時の感情で決断するのではなく、将来まで考えたうえで残るべきか退職すべきか考えることをおすすめします。
3.辞めたい理由が特になかった人
退職を引き止められて残ったけど後悔しないパターンの3つ目は、辞めたい理由が大したことなかった場合です。
なぜなら、明確な目的もなく転職するとうまくいかないから。
転職できたとしても仕事に身が入りませんし、面倒なことが増えるだけです。
転職したいと思った明確な理由がないなら、今の会社にとどまるという選択もあります。
退職を引き止められた!残ったら後悔する人の3パターン
次に、退職を引き止められて残ったら後悔するパターンを3つご紹介します。
- 言いくるめられて残った人
- 待遇改善を文書で残さなかった人
- やりたいことがあるのに先延ばしにした人
1つずつ見ていきましょう。
1.言いくるめられて残った人
退職引き止めを受け入れて後悔するパターンの1つ目は、うまいこと言いくるめられて残った人です。
なぜなら、自分の意志で決めたのではなく、他人に流されて残ったから。
自分で決めたと思っていても、説得がなければ残っていないはずです。
- 「今よりいい条件では働けない」
- 「会社への恩を返せ」
- 「ここで逃げたら終わる」
- 「他では通用しない」
など、不安をあおるようなことを言われて残った人は、退職引き止めを受け入れたら後悔するでしょう。
2.待遇改善を文書で残さなかった人
退職引き止めを受け入れて後悔するパターンの2つ目は、待遇改善を約束されても文書で残さなかった人です。
口頭で改善を約束されたのに、無視されるパターンですね。
そうならないためにも、正式な文書で何がどう変わるのか残しましょう。
待遇が良くなるという理由で残ったのに、何も変わらなかったらそれこそ立場がありませんよね…
あと腐れなく退職したい人は、【嘘の退職理由】おすすめ14選!上司があっさり信じた伝え方のコツを紹介をご覧ください。
3.やりたいことがあるのに先延ばしにした人
退職引き止めを受け入れて後悔するパターンの3つ目は、やりたいことがあるのに先延ばしした人です。
なぜなら、やりたいことをそっちのけて退職引きとめに応じてもストレスが溜まるだけだから。
食べたいものがあるのにずーっと我慢していたら、無性にイライラして爆食い…なんて経験はありませんか?
これは、我慢したことによるストレスが原因です。
また、やりたいことを仕事でやれるチャンスなんてめったにありません。
目の前にチャンスが来ているなら、他人や会社よりも自分の人生を優先すべきではないでしょうか?
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退職の引き止めがしつこい時の対処法3選
ここでは、退職の引き止めがしつこいときの対処法を3つご紹介します。
退職引き止めがしつこいときの対処法
- 残る意思がないことを明言する
- 上司の上司に相談する
- 退職代行を使う
1つずつ解説します。
1.残る意思がないことを明言する
退職の引き止めをしつこくされている人は、残る意思がないことを明言していないケースが多いです。
あいまいな返事をしていると「押せば残ってくれるのでは?」と期待させてしまうので、はっきりと断りましょう。
断る時のポイントとして、論理的な理由を添えることが挙げられます。
- キャリアアップしたい
- 家族の問題があるから残れない
- どうしてもやりたいことがある
上記のような内容で、退職の意志が変わらないことをアピールしましょう。
転職先が決まっていなくても、内定が出ていると伝えれば効果はあります。
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2.上司の上司に相談する
退職の引き止めがしつこい時の対処法2つ目は、上司の上司に相談することです。
なぜなら、引きとめているのは会社の意志ではなく、上司の独断である可能性があるから。
上司が自分の評価を気にして勝手に動いているだけなら、上司の上司に相談することで解決するでしょう。
ただし、会社ぐるみで上司の上司も敵だった場合は説得される可能性があります。
退職の引き止めに困っている相談をしたときの反応でわかるので、ダメそうだと思ったら次で紹介する方法をお試しください。
3.退職代行を使う
退職の引き止めがあまりにもしつこく、どうしても退職できなそうでしたら、退職代行サービスという方法があります。
退職代行サービスとは、あなたの代わりに退職手続きをしてくれる有料サービスのことです。
弁護士が対応してくれるので、未払い残業の申請や、余った有給休暇の消化交渉までしてくれます。
一度も会社に行かずに退職できるので、会社に対して不信感がある方や、縁を切りたい方におすすめです。
退職できればそれでいいという方は、退職代行サービス 弁護士法人みやびをご活用ください。
法的に認められた労働組合が運営しているので、安心かつ確実に退職できます。
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まとめ:退職を引き止められて残ったら後悔する?結局はあなた次第
退職を引き止められたら、動揺すると思います。
そこで冷静になり、自分がどうしたいのか、どうすべきなのか考えることが重要です。
さて、最後に本記事の内容をまとめますね。
会社や上司が退職を引き止める理由は以下の3つです。
- 上司の評価に影響が出るから
- 他の人にも辞められたら困るから
- 辞められると仕事が回らないから
退職を引き止められて残ったけど、後悔しない人のパターンは3つ。
- 待遇改善が文書で約束された人
- 承認欲求が満たされた人
- 辞めたい理由が特になかった人
退職を引き止められて残ったら後悔する人はこちらの通り。
- 言いくるめられて残った人
- 待遇改善を文書で残さなかった人
- やりたいことがあるのに先延ばしにした人
退職の引き止めがしつこいときの対処法を以下の3つでした。
- 残る意思がないことを明言する
- 上司の上司に相談する
- 退職代行を使う
退職引き止めを受け入れるのも、断って転職するのもあなた次第です。
何が正解なのかはわかりませんが、後悔のない選択をしたいですね。
今回は、以上です。