このような悩みを解決します。
退職代行を使う人はクズ・甘えといった批判的な意見をネットでは見かけますよね。
一方で、「退職代行は使うべき」「退職代行を使われる会社に問題がある」といった、肯定的な意見もあります。
結論からいうと、退職代行の利用はクズでも甘えでも非常識でもありません。現代社会において正解ですし、利用する人は圧倒的に賢いです。
本記事を最後まで読めば、退職代行を使うことがクズや甘えなの?という不安を消すことができるでしょう。
退職代行がクズや甘えと言われる3つの理由
ここでは、退職代行を使う人は「クズ・甘え・ありえない」と批判する人が何を思っているの確認しましょう。
退職代行を批判する人の視点に立つことで、(退職代行の利用は正しいという)理解が深まるかもしれません。
1.退職代行は無礼だから
「退職代行サービス」が流行ってる?!費用3万円?!バカだね。筋道通して辞めるのが社会人。精神疾患とかでないかぎりはただの「根性無し」のクズ人間だよ。どこいってもそんなクズは通用しない。#退職代行 #退職 #クズ人間
— やまじ【花菱会】 (@jet0109jet) May 9, 2019
退職代行に批判的な意見で最も多かったのが、「礼儀がない」というものでした。
たしかに、お世話になった人・企業に何の断りもなく退職代行で済ませようとするのは、礼儀がないといえるかもしれませんね。
正当な理由がないのに退職代行で辞めようとするのは、楽をして逃げようとしているのだと思うようです。
このような人には、いくら論理的に説明しても理解してもらえません。
もはや人種が違うので、理解してもらおうと思わず、ひっそりとスルーし続ければ楽になれます。
会社を辞めた後に、その人と関わることはないですよね。
自分の価値観に固執して、押し付けてくるような古い人間は無視でいいです。
2.退職代行で辞めるのは無責任だから
退職代行を使って会社を辞めようとする若者はクズ。自分で意思を伝えようとする能力がなしなのか?
◆自分でだけ休みがない
◆仕事が覚えられなくて仕事に行きたくない業務内容を覚えること、
お客様に奉仕する、
それが仕事なのでは?甘ったれるなよ!#退職代行 #退職代行サービス #五月病— タンゴキロー (@RJGG_1983) May 6, 2019
こちらのツイートは、「仕事が辛いから退職代行で辞める若者はクズ。自分で伝える能力がないのか」ということを言いたいようですね。
仕事が辛いという理由で辞めるのは無責任で、到底受け入れられないのでしょう。
仕事には適性があり、自分が活きる環境もあれば、そうでない環境もあります。
自分が働きやすい環境を求めることは、生物として当然です。
人間は水中では生きられないのに、水中で生活しようとするわけがありません。
「それが仕事なのでは」とか言っている人は、自分の価値観を一方的に押し付けているだけです。
「自分が大変なのだからお前も逃げるな」と、足を引っ張ているだけの哀れな人です。
自分がストレスなく会社を辞めて、次の人生を歩むことが大事でしょう。
3.まだ世に広まっていないから
退職代行ではなく、ブラック企業や退職拒否する企業が悪い!
まずは、退職代行がクズでも甘えでも、非常識でもないということを理解しましょう。
悪いのは、法律を無視するブラック企業や退職拒否する企業です。
以下は、民法第627条の抜粋です。
民法
(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)
627条
1 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申し入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申し入れの日から2週間を経過することによって終了する。名古屋法律事務所HPより抜粋
要約すると、正社員は2週間の予告期間をおけば「いつでも」「いかなる理由があっても」解約(退職)できるということです。
退職代行は、退職するための手段なので、クズや甘え・非常識と言われる筋合いなんてありません。
そんなものは個人の価値観です。無視しましょう。
退職代行を使う人はクズや甘え?【戦略的なだけです】
クズや甘えと言われる退職代行を使う人が、圧倒的に賢い理由を解説します。
僕は人事をしているのですが、退職代行を使う人は時代に適応している賢い人という印象しかないです。
1.お金で時間と労力を買っているに過ぎないから
退職代行のメリットは、退職に費やさざるをえない時間と労力を0にできることでしょう。
退職手続きの「面倒ごと」を、代行してくれるサービスを買っているのです。
また、退職代行の他のメリットとして、転職に使える時間を作れることもあります。
退職代行の利用は、時間に投資していると考えることもできるでしょう。
2.退職手続きで発生する無駄なストレスを避けているから
退職手続きで疲れない人なんていません。
円満に退職できるならば自分で手続きしてもよいでしょうが、そうでないなら時間はかかるし、精神的にも疲れます。
楽になりたいから退職したいのに、退職手続きでストレスを溜めるなんてありえません。
退職手続きで発生する無駄なストレスを避けるために退職代行を使う人は、かなり賢いです。
3.将来を見据えて行動しているから
クズや甘えと言われる退職代行を利用する人は、将来を見据えていることが多いです。
退職理由がポジティブな理由にしろ、ネガティブな理由にしろ、すでに先のことを考えています。
次のステップに円滑に進めるように、手段として退職代行を使っているのです。
退職代行を戦略的に活用して、周りよりも一歩抜きんでようとしていることは賢いといえるでしょう。
直属の上司と関わりたくない人へ!低ストレスでうまく付き合う方法
【人事の本音】退職代行の利用はクズでも甘えでもないと断言できる4つの理由
私が人事として、退職代行の利用はクズでも甘えでもないと断言できる理由を解説します。
退職代行はどんどん使っていいんですよ。
1.【正論】退職は法的な労働者の権利だから
皆さんご存じでしょうが、「退職」は労働者に等しく与えられた権利です。
退職代行の利用は、「退職」の手段の1つなので、会社は退職を受け入れなけばなりません。
ブラック企業では退職願を受理しないというパワープレーが成り立つ?ようですが、それは紛れもない違法行為。
退職したい人の代わりに退職手続きをする退職代行の利用は、クズでも甘えでもありません。
面倒な退職手続きを代わりに依頼しているだけです。
2.無駄なキャリアは自分の転職市場価値を急落させるから
人材の価値は、年齢と能力によって決まります。
くだらない退職拒否ハラスメントに耐えたところで、あなたの転職市場価値が下がるだけです。
無駄に戦っても時間(年齢)を浪費して、能力が廃れるだけでしょう。
自分の将来の年収を守るため、キャリアを守るためにもすぐに退職するという選択は正しいです。
自分の使用価値がわからない、知りたいという人は、ミイダスで市場価値を調べてみてください。
無料で自分の転職市場価値と、どこに需要があるのかわかります。
3.心身に異常をきたすことが本当の問題だから
ぶっちゃけます。
退職代行を使うことがクズや甘えと言われて悩むよりも、心身を壊すことの方が重大な問題です。
心身がおかしくなると、働くことはおろか、自分一人では日常生活すらままならなくなる可能性もあります。
本当の問題は何かを考えてください。
あなたの心と体を守ることが、最優先すべきことのはずです。
精神的理由で仕事を休みたい人へ【不安障害になった僕が伝えたいこと】
4.【そもそも論】価値観は人それぞれだから
退職代行がクズや甘え、非常識だと批判的な人はいますが、肯定的な人もいます。
肯定的な人はガンガン使っていい、なぜ使わない?というレベルの人もいるほどです。
批判的な人と、肯定的な人の違いは「価値観」の違い。
ただ、それだけです。
退職は自分ですべきという人もいれば、退職は代行に任せて、空いた時間を有効に使いたいという人もいます。
価値観は、その人が育ってきた環境や、どんな人に影響を受けたかによるので、どちらが正しいというものではありません。
退職代行がクズや甘えという人は価値観が違うだけなので、無理に相手にするのは辞めましょう。
クズや甘えだといわれる退職代行を使う人が増えている背景
ここでは、クズや甘えだといわれる退職代行を使う人が増えている背景を解説します。
退職代行という聞きなれないサービスが普及したことには、きちんとした理由があるのです。
1.転職が当たり前の時代になったから
クズや甘えだといわれる退職代行を使う人が増えている背景に、転職が当たり前の時代になったという社会の変化があります。
終身雇用の崩壊と、働き方改革が大きな要因です。
具体的には、
- 「終身雇用の崩壊」
- 「定時帰宅」
- 「残業ゼロ」
- 「週休3日」
- 「有給年間5日取得義務」
などの影響が大きいです。
上記によって人々はより働きやすい、稼ぎやすい環境に転職する流れができたといえるでしょう。
日本経済の回復が見込めないので、今後も転職でステップアップしていく流れは継続するといえます。
内定獲得者は、平均で3つの転職サイト・転職エージェントに登録しています。
転職成功率を高めるために、最低でも3社に登録することがおすすめです。
2.ブラック企業に辞めさせてもらえないから
退職予定の人の補充が自分だったから、このままだと順番が退職予定の人→自分になるし、そうなると自分の次の補充が入って育つまで引き留められるのが目に見えている。別部署の人はほぼ一年引き留めにあったというので、退職させてもらえない職場らしい。つらい。 #退職 #退職代行 #仕事辞めたい
— はとむぎ (@hqtomug1) July 22, 2021
上記のように、ブラック企業に退職を許してもらえないということもあります。
冒頭でご説明した通り、退職はすべての労働者に与えられた法的な権利です。
しかし、退職拒否するブラック企業が存在しているのも事実。
ブラック企業には、退職したい旨を伝えたところで無視されるだけなので、退職代行を使わざるを得ない人がいるのです。
3.心身を病んで使わざるを得ない人がいるから
明後日に退職代行使って仕事辞めよ。家に居ても頭痛治らんし上司への恐怖心は抜けない。同じミスするようになってきたから鬱か分からないけどもう仕事に行けないわ#退職 #退職代行 #うつ病
— takemon (@takemon40838817) July 27, 2021
上記のように、仕事で心身を病む人が増えています。
パワハラなどの被害に遭い、心か体がおかしくなってしまった人は退職代行を使わなければ辞められません。
退職拒否するブラック企業や、ハラスメントがあるので、退職代行を使わなければ辞められないのです。
おすすめの退職代行サービス3選
ここでは、おすすめの退職代行サービスをご紹介します。
「確実性」「金額」「即日性」「対応力」の4項目で厳選しました。
1.退職代行ガーディアン
おすすめ度: [star-list number=5.0]
【公式サイト】退職代行ガーディアン
退職代行ガーディアンは、東京都労働委員会に認証された法適合の合同労働組合が運営する退職代行サービスです。
法適合の合同労働組合なので、本来は弁護士しか対応できない未払い賃金や退職金などの交渉もできます。
未払い賃金や有休の未消化、退職金関係で問題が発生している場合は、退職代行ガーディアンなどの弁護士が対応してくれるサービスを使ったほうがスムーズに退職できるでしょう。
違法性もなく安心かつ確実に退職手続きをすることができます。
東京都労働委員会から合同労働組合として認可を受けていますが、利用者は全国どこでも依頼することが可能です。
注意点として、警察官や自衛隊といった、労働組合に入れない人の対応はできません。
市役所の職員や教員などは公務員でも利用できます。
退職代行ガーディアンは、一般的な相場で、確実性と信頼性を求める方におすすめの退職代行サービスです。
2.弁護士法人みやびの退職代行サービス
おすすめ度: [star-list number=4.7]
【公式サイト】弁護士法人みやび
弁護士法人みやびの退職代行サービスは、法律のプロである弁護士が直接対応してくれる退職代行サービスです。
一般の代行会社では対応できない、未払い賃金や退職金などの交渉が必要な場合におすすめできます。
弁護士が交渉するので、有休消化交渉や損害賠償請求も可能です。
弁護士法人みやびは東京都中央区銀座の一等地に事務所を構えていますが、全国どこであっても24時間無料で相談できて、即日退社もできます。
LINEやメールでの問い合わせを受け付けているので、誰でも気軽に無料相談から始められるでしょう。
弁護士法人みやびの退職代行サービスは、弁護士という確実性、安心感を求める方におすすめの退職代行サービスです。
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3.退職代行Jobs
おすすめ度: [star-list number=4.5]
【公式サイト】退職代行Jobs
退職代行Jobsは、株式会社アイリスが運営している退職代行サービスです。
他社にはないサービスとして、顧問弁護士はセラピストの資格もあり、心理カウンセリングを無料でしてもらえます。
退職代行Jobsでは提携している人材紹介会社を利用して転職をすると、最大で3万円のお祝い金がもらえるので、実質無料で利用可能です。
よい求人があったら提携人材会社を利用してもよいでしょうが、doda転職サイトやリクルートエージェントといった大手転職サービスの利用も忘れずにしましょう。
退職代行ガーディアンや弁護士法人みやびの退職代行サービスのように退職金や未払い金の交渉ができない点が気になります。
退職代行Jobsは、即日退社を目標にしているため、とにかくすぐに退職したい人におすすめの退職代行サービスです。