このような悩みを解決します。
- 適応障害で退職は逃げじゃない理由
- 適応障害で辛い!心を落ち着かせる方法
- 適応障害で仕事が辛い時の対処法
- 適応障害になったらしていけないこと
- 適応障害が退職する方法
適応障害と医師に診断を受けた方は、非常に辛い毎日を送っていると思います。
適応障害を認めたくないと思う方もいれば、反対にほっとした方もいるでしょう。
本記事では、適応障害で退職は逃げじゃないといえる3つの根拠や、適応障害・不安障害になった人の心を軽くする方法を、実体験をもとにご紹介します。
不安障害を乗り越えた筆者が、再発防止のためにしていることも紹介するので、参考にしてください。
適応障害で退職は逃げ?甘えじゃないといえる3つの理由
ここでは、適応障害で退職は逃げでも、甘えでもないといえる理由を3つご紹介します。
周りなんて気にせず、自分の心が楽になる道を進みましょう。
適応障害での退職は、戦略的撤退です。
適応障害の退職は逃げじゃない理由
- 休むことが最優先だから
- 無理すると冗談抜きで死ぬから
- 仕事には適性があるから
1つずつ解説します。
1.休むことが最優先だから
適応障害で退職は逃げじゃないといえる理由の1つ目は、休むことが最優先だからです。
なぜなら、適応障害はストレスが原因で日常生活が送れなくなる疾患だから。
適応障害はうつ病より症状が軽く、明確な原因があるので、原因から離れれば症状は軽くなります。
うつ病と適応障害の違いは、以下の画像をご覧ください。
出典:飯田橋メンタルクリニック(うつ病と適応障害との違いについて)
適応障害は発症の引き金が必ずあります。
そのため、適応障害の基本的な対策は発症の原因から離れることです。
仕事が原因で適応障害になったのなら、仕事から離れること、仕事を休むことが最優先になります。
2.無理すると冗談抜きで死ぬから
適応障害で退職は逃げじゃないといえる理由の2つ目は、無理すると冗談抜きで死ぬからです。
死ぬといえる根拠は、筆者自身が上司からパワハラを受けて不安障害になり、自殺しようと思ったから。
不安障害になった当時は、本当に「死ぬこと」が救いだと感じるほど、毎日が辛かったです。
突然死にたくなり、「自殺 やり方」で検索していました。
不安障害は適応障害よりも重い精神疾患ですが、適応障害でも死にたくなる人は多いと担当医が言っていたので、本当に死ぬ可能性はあります。
今以上に無理をすると、本当に死んでしまうので、適応障害で退職は逃げじゃないんです。
3.仕事には適性があるから
適応障害で退職は逃げじゃないといえる理由の3つ目は、仕事には適性があるからです。
人それぞれ長所・短所があるように、向いている仕事とそうではない仕事があります。
なぜなら、適応障害が治っても、嫌いな人・元凶を見るだけで簡単にフラッシュバックするから。
つまり、同じ職場にいるだけで、適応障害は簡単に再発します。
筆者が不安障害になり、転職を決断した理由はまさにこれです。
パワハラクソ上司のせいで、また不安障害になる可能性を医師から聞いたため、即座に転職しました。
仕事には適性がありますし、同じ職場にいるリスクが高いので、適応障害で退職は逃げでも甘えでもないです。
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適応障害で退職は逃げ?退職以外で心を落ち着かせる方法6選
ここでは、仕事のストレスが限界だけど、退職はすぐにできない時の対処法を6つご紹介します。
本当に効果があるので、今すぐ試してください。
効果はすぐに表れます。
仕事のストレスが限界な時の対処法
- セルフハグする
- 日光を浴びる
- 筋トレと有酸素運動をする
- 紙にストレスの原因を書きだす
- 話を聞いてもらう
- 1日8時間を目標に眠る
転職エージェントのご紹介
求人情報サイトでの求人公募よりも、自分自身に合った業界や業種に気付くことが多い ぜひ活用していただきたいです。
1.セルフハグする
仕事のストレスが限界だけど、すぐに退職できない時の対処法1つ目は、セルフハグすることです。
なぜなら、科学的にもメンタルの安定効果が認められているから。
正確にいうと、「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシンがセルフハグによって分泌され、精神安定効果を持たらすためですね。
職場にいるならトイレやエレベーターなど、一人になれる場所でセルフハグしてみてください。
家にいるなら、セルフハグをしたまま横になりましょう。
数分間セルフハグするだけで、びっくりするほど落ち着きます。
2.日光を浴びる
仕事のストレスが限界だけど、すぐに退職できない時の対処法2つ目は、日光を浴びることです。
なぜなら、精神の安定剤である「セロトニン」という脳内物質が、日の光に当たるだけで分泌されるから。
日光を浴びれば、睡眠の質が向上されたり、免疫力がアップしたりする効果もあります。
メンタルが不安定でストレスを実感している人は、朝カーテンを開けて日光を浴びることから始めてみましょう。
3.筋トレと有酸素運動をする
仕事のストレスが限界だけど、すぐに退職できない時の対処法3つ目は、筋トレと有酸素運動をすることです。
なぜなら、運動することそのものにストレスを解消する効果があるから。
筋トレにはテストステロンやドーパミンといった、ストレス抑制するホルモンを出す効果があります。
厚生労働省のHPには、以下のような記載があるほど運動は推奨されているんですよ。
運動には、ネガティブな気分を発散させたり、こころと体をリラックスさせ、睡眠リズムを整える作用があります。とくに効果的なのは、体の中に空気をたくさん取り入れながら行う有酸素運動。軽いランニングやサイクリング、ダンスなどがそれです。それでもハードルが高いなと思ったら、近所を散歩したり、緑の多い公園などで、ちょっとアクティブにすごしたりするだけでも効果があります。1日20分を目安に、体がぽかぽかして、汗ばむくらい続けてみましょう。
ポイントは、毎日続けることです。
- 有酸素運動→散歩30分
- 筋トレ→きつめのやつを10分
特に筋トレは、息切れするくらい追い込んでください。
腕立て伏せやスクワットなど、自宅でできるもので十分です。
運動するだけでストレス解消効果があり、筋トレにはストレスに対抗するホルモンを作り出す効果があるので、ぜひ取り組んでください。
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4.紙にストレスの原因を書きだす
仕事のストレスが限界だけど、すぐに退職できない時の対処法4つ目は、紙にストレスの原因を書き出すことです。
なぜなら、紙に書くだけで精神的に楽になれることが科学的にわかっているから。
紙に書くストレス解消法を「エクスプレッシブ・ライティング」といいます。
ストレスはほとんどの場合、「自分をよく見せよう」「自分の感情を抑えよう」と思ったときに起こります。そうするとメンタルが弱くなりますから、自分の感じたことを“素直に”紙に書いて吐き出しましょう。
自分の感情や思ったことをひたすら書き出すことを、エクスプレッシブ・ライティングといいます。エクスプレッシブ・ライティングを1日最低8分やるだけで効果があったという報告もありますが、できれば毎日20分は行ったほうがいいようです。
毎日、仕事が終わったあとや寝る前に、自分の感情を20分間書き出すだけで、メンタルが強くなり、ストレスが大幅に消えていきます。
出典:東洋経済オンライン(「感情を紙に書く」習慣でストレスは減らせる)
紙に書き出すことで、ストレスの原因を正確に特定できます。
ポイントは、誰にどんなことをされて、どんな風に辛いのか具体的に書き出すことです。
本当に、紙に書きだすことでストレスを和らげることができるので、ぜひお試しください。
5.話を聞いてもらう
仕事のストレスが限界だけど、すぐに退職できない時の対処法5つ目は、話を聞いてもらうことです。
なぜなら、話すだけで心がスッキリするから。
悩み事や相談事を誰かに話したら、それだけで解決策が浮かんだり、解決したりした経験はありませんか?
人に話を聞いてもらうだけでストレスは緩和されるので、家族や親友など、あなたを大切にしてくれる人に相談しましょう。
6.1日8時間を目標に眠る
仕事のストレスが限界だけど、すぐに退職できない時の対処法6つ目は、1日8時間を目標に眠ることです。
なぜなら、睡眠不足は脳にダメージを与え、精神をより不安定にするものだから。
8時間は難しくても、7時間は毎日眠れるようにしてください。
眠りたいのに眠れない辛さは、筆者も不安障害で経験しました。
眠れないときの対処法は、
- 息切れするレベルの筋トレ
- 日光を30分以上浴びる
という、2つです。
筆者は不安障害になったとき、毎日3時間睡眠で本当に辛かったです。
しかし、医師から「うつ病や不安障害が治らないのは、筋トレと日光浴をしないから」といわれたことをきっかけに取り組んだところ、1週間程度で7時間眠れるまでに回復しました。
息切れするまで追い込む筋トレと日光浴は本当に効果があります。
適応障害で退職は逃げ?仕事が辛いときの対処法3選
ここでは、適応障害で仕事が辛い時の対処法を3つご紹介します。
再発させないために、転職がおすすめです。真剣に…
適応障害で仕事が辛い時の対処法
- 異動申請する
- 休職する
- 転職する
1.異動申請する
適応障害で仕事が辛い時の対処法1つ目は、異動申請する方法です。
なぜなら、異動すれば適応障害の元凶となった人物や空間から離れられるので、治せる可能性があるから。
転職や休職はしたくないという方におすすめの方法ですね。
異動申請のやり方は、上司を通じて人事に相談するだけです。
事情を説明すればすぐ対応してくれるはずですよ。
もしくは、上司の上司に相談するのが早いです。
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2.休職する
適応障害で仕事が辛い時の対処法2つ目は、休職することです。
なぜなら、適応障害もうつ病と同様に、仕事から3ヶ月離れることで効果が見込まれるから。
退職までは考えていないけど、時間が欲しい人におすすめの方法ですね。
休職には診断書が必要なので、内科や精神科に行って診断書を書いてもらいましょう。
また、休職できたら傷病手当金が出る場合もあるので、申請を忘れずに行ってください。
傷病手当金とは、業務外のけがや病気の療養のために会社を休むときに受け取れるお金のことです。
病気には精神的なものも含まれ、最長で1年半、休職前の給料の2/3を受け取れます。
3.転職する
適応障害で仕事が辛い時の対処法3つ目は、転職することです。
転職すれば、適応障害になった原因そのものと離れられるので、確実かつ最速で対処できる方法になります。
「まだ大丈夫…」なんて思わずに、思考できるうちに転職活動をはじめてくださいね。
なぜなら、不安障害になった筆者は、朝食すら考えられないほど追い込まれていたから。
いつ悪化するかわかりませんし、悪化したら本当に何も考えられなくなるんです…
心の支えとしても転職先を知ることは有効ですよ!
考えられるうちに転職活動を始めておけば、いざというときに即逃げることができるので、今のうちから行動しておきましょう。
転職エージェントのご紹介
求人情報サイトでの求人公募よりも、自分自身に合った業界や業種に気付くことが多い ぜひ活用していただきたいです。
適応障害で退職は逃げ!甘えだという人は無視でいい3つの理由
ここでは、「適応障害で退職は逃げや甘え」とか言ってる人を無視すべき理由を3つご紹介します。
彼らは一言でいえばアホなので無視でいいです。
適応障害は逃げという人は無視でいい理由
- 適応障害の辛さを知らない人だから
- 脳の病気だということすら知らないアホだから
- 人を追い込みたいだけの哀れな暇人だから
1つずつ解説します。
1.適応障害の辛さを知らない人だから
「適応障害で退職は逃げや甘え」とか言う人を無視すべき理由の1つ目は、彼らは適応障害の辛さを知らない人だからです。
適応障害になったことがないからこそ、逃げだの甘えだのほざける「幸せな人たち」なので、無視しましょう。
うつ病になったことがない人が「鬱は辛いよ!」といっても説得力がないですよね。
これと同じです。
彼らは人の気持ちがわからないお猿さんなので、無視で十分ですよ。
適応障害や不安障害といった精神疾患を経験した人なら、優しく守ってくれます。
2.脳の病気だということすら知らないアホだから
「適応障害で退職は逃げや甘え」とか言う人を無視すべき理由の2つ目は、脳の病気ということすら知らないアホだからです。
適応障害や不安障害、うつ病などの精神疾患は、「脳機能に障害が起きたことが原因」というのはご存じですよね。
つまり、風邪を引いたり骨折したりという「肉体的な損傷」の脳バージョンが精神疾患なのです。
そんなことすら知らないアホだから、「適応障害で退職は逃げや甘え」なんてひどいことを言えるわけですね。
彼らは全身を骨折しようが、インフルエンザとウイルス性胃腸炎に同時にかかろうが、医者に診せないのでしょう…
3.人を追い込みたいだけの哀れな暇人だから
「適応障害で退職は逃げや甘え」とか言う人を無視すべき理由の3つ目は、人を追い込みたいだけの哀れな暇人だからです。
ごく少数ですが、知っているうえで嫌がらせし、苦しむ様子を見て楽しむ悪魔のような人間がいます。
その手の人は、苦しむ様子が見れなくなるのが困るから、「適応障害は甘え・逃げ」などと攻撃してくるのです。
まともな人間ではないので、職場そのものから逃げたほうがよいでしょう。
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適応障害で退職は逃げ?してはいけないこと
ここでは、適応障害と診断を受けた人がしてはいけないことを、不安障害になった経験をもとに解説します。
適応障害がしてはいけないこと
- 嫌な仕事を続けること
- 仕事を頑張ること
- 「~しなきゃ」と考えること
1つずつ見ていきましょう。
1.嫌な仕事を続けること
適応障害と診断を受けた人がしてはいけないことの1つ目は、嫌な仕事を続けることです。
なぜなら、適応障害の原因が嫌な仕事を続けることの可能性が高いから。
治療して復帰できたとしても、すぐに再発してしまう恐れがあります。
適応障害を再発させないために、嫌な仕事を続けることは避けましょう。
職場で息が詰まるという方は、職場で息が詰まる原因と対処法3選!【放置だけはダメ】を参考にしてください。
息が詰まる=ストレスがやばい証拠なので、早急な対応をすべきです。
2.仕事を頑張ること
適応障害と診断を受けた人がしてはいけないことの2つ目は、仕事を頑張ることです。
なぜなら、仕事を頑張りすぎると、疲労やストレスがたまるから。
適度に頑張るのはいいのですが、適応障害になる前と同じくらい頑張るのは避けましょう。
どんなに頑張っても給料は増えないので、お金のために頑張るなら副業を始めた方が効率的です。
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3.「~しなきゃ」と考えること
適応障害と診断を受けた人がしてはいけないことの3つ目は、「~しなきゃ」と考えることです。
なぜなら、「~しなきゃ」という思考は余裕を奪うから。
余裕がなくなると、心に焦りが生まれてさらなるストレスになります。
適応障害の原因はストレスなので、「~しなきゃ」思考は捨てましょう。
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【番外編】不安障害を克服した筆者が予防のためにしている11の工夫
ここでは、不安障害を克服し、その後は一度もメンタルが不調になっていない筆者がしていることを11個ご紹介します。
適応障害の予防法としてお試しください。
適応障害・不安障害の予防法
- 1日10分の筋トレ
- 1日30分の読書
- 1日20分日光を浴びる
- 出社前に10分散歩する
- 定期的に歌うこと
- 笑えるものを見ること
- 仕事は頑張らないこと
- ストレスサインを把握しておくこと
- 趣味を作ること
- 1日7時間は眠ること
- 「~できたらいいな」にすること
詳しい解説はすでにした通りであり、言葉のままなので省きますが、
- 「⑦仕事は頑張らない」
- 「⑧ストレスサインを把握しておくこと(詳細は、仕事ストレスが限界のサイン【経験した13の症状と対処法】をどうぞ)」
- 「⑪~できたらいいな」
上記3つは、本当に効果があります。
適応障害になりかけの人であったり、治りかけで辛かったりする人には特に効果があるはずです。
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まとめ:適応障害で退職は逃げじゃない!戦略的撤退です
適応障害で退職することは逃げではなく、戦略的撤退です。
必要な措置をしているだけなので、外野の意見ではなく、自分の心に従って行動しましょう。
仕事が辛ければ逃げるのは普通ですし、人生100年時代といわれる現代において、転職はありふれたものです。
最後に、本記事の内容をまとめます。
適応障害での退職は逃げでも甘えでもなく、戦略的撤退といえる理由は以下の3つです。
適応障害の退職は逃げじゃない理由
- 休むことが最優先だから
- 無理すると冗談抜きで死ぬから
- 仕事には適性があるから
「適応障害で退職は逃げや甘え」とか言ってる人を無視すべき理由は以下の通り。
適応障害は逃げという人は無視でいい理由
- 適応障害の辛さを知らない人だから
- 脳の病気だということすら知らないアホだから
- 人を追い込みたいだけの哀れな暇人だから
仕事のストレスが限界だけど、退職はすぐにできない時の対処法は6つでした。
仕事のストレスが限界な時の対処法
- セルフハグする
- 日光を浴びる
- 筋トレと有酸素運動をする
- 紙にストレスの原因を書きだす
- 話を聞いてもらう
- 1日8時間を目標に眠る
適応障害と診断を受けた人がしてはいけないことは以下の3つです。
適応障害がしてはいけないこと
- 嫌な仕事を続けること
- 仕事を頑張ること
- 「~しなきゃ」と考えること
適応障害で仕事が辛い時の対処法は以下の3つです。
適応障害で仕事が辛い時の対処法
- 異動申請する
- 休職する
- 転職する
経験上、同じ職場にいると高確率でフラッシュバックするので、治るものも治りません。
転職活動をして「逃げ道を確保」すれば、心に余裕ができるので、適応障害による辛さが軽くなります。
今回は以上です。